特に受難を感じているのは、いわゆるマイノリティの方々でしょう。
就任演説では「性別は男性と女性の2つのみ」と宣言され、政府のDEIプログラム(※)は廃止。
就任直後に起きた旅客機・米軍ヘリ衝突事故に至っては、
「多様性で管制の質が下がったから事故が起きたんだ、俺にはわかる」
とまで断言。流石にあのタイミングで事故原因が判るワケもなく、メディアもSNSもドン引きでしたが、一方で「性別は2つ」
「DEI後退」については、日米とも比較的冷静な反応が多いようです。
(※)採用や昇進、取引先選定などで、性別・人種・性的マイノリティなどに配慮した公平性を保つ取組み。能力より属性を優遇する逆差別だという批判もあり。
実際「次の大統領はトランプ」が確定してから、米マクドナルド、メタ(Facebook)、ディズニー、ウォルマートなどが、政府の求めに応じて実施していたDEIの取組みを縮小・終了させる動きを見せ
特にディズニーはストーリー内に「そういった要素」を追加しない方針とした模様。
これら民間の動きについて「トランプが各企業に圧力をかけているんだ」と憤っている方がいらっしゃるんですが
実はこの件、そんなシンプルな話ではなく……民主党政権下で推進された「性別は自認で」という、やもすれば歯止めが効かない方針に、多くの米国人
特に教育現場が疲弊していたのは事実であり、それがDEI縮小という空気を後押しした面は否めません。
スポーツ大会で「元男子」が女子をブッチ切り、「私は女性」と思う人なら誰でも、女子トイレだろうが更衣室だろうが入室OKとされ
さらには「性は選べるんだよ」と子供達に迫る大人まで出現すれば、流石にみな疲れてしまうでしょう。
【中略】
●なぜ多様性は疲れるのか
これは日本での話ですが、以前、女優の橋本愛さんが、
「女湯に女性を『自認』する男子がブラブラ入ってきたらビビる」
的なコメントをしたところ、アッチ界隈から人が押し寄せ、橋本愛さんに謝罪させる騒動があったんですね。
ビビるのは当然だし、自認で入り込んだら法的にもアウトですが、それでも「謝れ」と。お気の毒な。
かく言う私も「多様性はお花畑じゃない。嫌いなモノ、苦手なモノでも、その存在だけは認め『お互いに』我慢する
いわばガマン大会だよね」みたいな記事を書くと、必ずアッチ界隈から、
「差別されてきたのに、何でこっちがガマンしなきゃいけないんだ、お前『だけ』がガマンしろ!」
という雄叫びクレームを頂きます。それ本気なの?という感想しか出てこないのですが、そういった「特別扱いしろ」という強烈な欲求がSNSを駆け巡る度に
いわゆる「多様性疲れ」が社会に少しずつ蓄積されていく気が……するんですよね。
●日本はたぶん大丈夫
救いなのが、上記のような雄叫びが響くと、アッチ界隈の「穏健派」の方々が「すんません」と私にご連絡を下さるんです、ご丁寧に。や、アナタのせいじゃないですから。
2/26(水) 8:02配信
FORZA STYLE
https://news.yahoo.co.jp/articles/e96b2df3004299caf6f17fe44c61a10a2bdb3daf
引用元: ・トランプの「性別は2つ」「反DEI」を受け入れる米国企業…私たちはなぜ「多様性」に疲れてしまうのか [おっさん友の会★]
今進められてる多様性が「多様性」という一種類の価値観の押し付けだから
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