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日産の命運を握るのは…米投資ファンドKKRとみずほ銀行、そして元役員なのだ
公開日:2025/02/22 06:00 更新日:2025/02/22 06:00
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日産自動車の内田誠社長(C)日刊ゲンダイ
ホンダと日産自動車は2月13日の取締役会で、経営統合の協議を打ち切ることを決めた。世界3位の自動車グループを目指す日本車連合は夢と消えた。ホンダの三部敏宏社長、日産の内田誠社長はそれぞれ記者会見を開き経緯を説明した。
両社の統合話が正式に破談したことで、次の焦点は日産の生き残り策に移る。
「カギを握るのは、米投資ファンド・KKRと日産のメインバンクであるみずほ銀行、そしてINCJ(旧産業革新機構)も絡んでくるかもしれない」(メガバンク幹部)という。
日産は、すでにKKRを引受先とした増資も含めさまざまな資金調達の手段について協議に入っている。協議はまだ初期段階だが、KKRは日産への出資や融資も選択肢にあるとしている。「このままでは日産は生き残れないとして、市場からアタックを受けかねない」(市場関係者)ためだ。
日産が13日発表した今期(25年3月期)の純損益は800億円の赤字に転落する。昨年7月に公表していた計画(3000億円の黒字)から一転赤字となる。赤字転落で株価暴落となれば、日産に触手を伸ばす台湾・鴻海精密工業にTOB(株式公開買い付け)をかけられ、買収されかねない。鴻海の時価総額は約12兆円、同約1.63兆円(2月18日終値)の日産をのみ込むのはたやすい。すでに鴻海の幹部は日産株式36%を保有する仏ルノー幹部と接触し、株式を買い取る意向があることを伝えている。
引用元: ・日産ちゃん「助けてみずほマン!!」マレリ「助けてみずほマン!!」河西「た、た…助け…」 [618719777]
■マレリと共倒れを警戒
日産がKKRに泣きつくのには理由がある。大手部品メーカー・マレリの再建と絡むためだ。マレリの前身は日産の子会社、旧カルソニックカンセイで、KKRが17年に買収し、19年に旧マニエッティ・マレリと統合した。その後、リストラの遅れや日産の減産などの影響で業績が悪化。1兆1000億円超の負債総額を抱え、民事再生の一種の「簡易型」で、22年から再建を進めている。だが、再建は思うように進まず、昨年末には、ドイツ銀行やみずほ銀行などの銀行団と180億円の融資返済を一時猶予することで合意した。マレリの主力取引先は日産自動車やステランティスなど。その業績悪化で、部品販売が影響を受けているためだ。
「日産のメインバンクのみずほ銀行は、マレリと日産が共倒れになることを懸念している」(大手信用情報機関幹部)という。
みずほ銀行の日産担当役員は、杉田健二常務執行役員だ。作家・高杉良氏の子息で、日本興業銀行出身。父の企業小説「落日の轍 小説日産自動車」をなぞるような役回りだ。また、日産側の社外取締役には、同じ興銀出身で、「濹東綺譚」の作者で名高い文豪・永井荷風の親戚で、みずほ信託銀行副社長も務めた永井素夫氏が監査委員会委員長として入っている。
文学バカが金融やってるからこの体たらくなんじゃねえの?
一方、日産買収を虎視眈々と狙う鴻海には、日産の元副最高執行責任者(副COO)を務め、日本電産社長に転じた関潤氏が、EV事業の最高戦略責任者兼アライアンス担当に就き、ルノーとの株式交渉に当たっている。
また、官製ファンドとして数多くの企業再生を手掛けるINCJには、カルロス・ゴーン時代に日産のCOOを務めた志賀俊之氏が会長兼CEOに座っている。役者は揃った。
裾野がでかいし
自民党も野党もみんなやられそう
マレリはすでに借入金 7,000億円の返済が滞っており、ニ回目の倒産も秒読み
https://www.netdenjd.com/articles/-/313082
マレリ、銀行団が2回目の融資返済猶予に合意 今後の追加合理化策などが焦点に
2025.02.03 自動車部品・素材・サプライヤー
経営再建中の大手部品メーカー、マレリホールディングス(HD)をめぐり、銀行団は融資返済を猶予することで、1月末までに合意した。猶予は先月末に続き2回目。
マレリは2022年に再建計画が始まり、金融支援を受けるなどしてきたが、追加支援が続く形になる。今後の追加合理化策などが焦点になる。
ドイツ銀行やみずほ銀行などが主な債権者で、180億円の返済が予定されているが、全ての金融機関が返済猶予で合意したという。
マレリの前身にあたる旧カルソニックカンセイを、米投資ファンドのKKRが17年に買収し、19年に旧マニエッティ・マレリと統合した。その後、リストラの遅れや日産自動車の減産影響などで業績が悪化し、1兆1千億円超の負債総額を抱え、民事再生の一種の「簡易型」で22年から再建を進めている。
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