https://news.yahoo.co.jp/articles/965017884ce4a95b9a61ab3929529fd5c7c068f1
読売新聞オンライン
青森県八戸市の「みちのく記念病院」で2023年3月、入院していた男性患者が相部屋の男に殺害された事件を巡り、死亡の経緯を隠したとして、県警は当時院長だった医師の男(61)と、その弟で男性患者の主治医だった医師(60)を犯人隠避の疑いで14日にも逮捕する方針を固めた。病院は被害者の遺族に対し、死因を「肺炎」とする死亡診断書を渡すなどしており、県警は2人が事件の隠蔽(いんぺい)を主導したとみて調べる。
【事件の経過】殺害された遺体の顔に包帯…病院は「肺炎」
殺人事件は同年3月12日深夜に発生。入院していた高橋生悦さん(当時73歳)が、アルコール依存症などで入院していた相部屋の男(59)(殺人罪で懲役17年が確定)から、歯ブラシの柄で顔面を何度も突き刺され、別室で手当てを受けたが、翌13日午前10時10分に死亡が確認された。
みちのく記念病院(2月6日、青森県八戸市で)
捜査関係者によると、当時の院長と弟の医師は共謀して同日、高橋さんが院内で殺害されたことを知りながら、県警に通報せず、うその死因が書かれた死亡診断書を遺族に交付するなどして事件の隠蔽を図り、相部屋の男を隠避した疑いが持たれている。
病院は高橋さんの外傷について、「転んだ」などと家族に説明し、事件の発生を県警に通報していなかった。しかし、同日午後6時過ぎ、病院の対応に疑問を持った職員からの通報で県警が事件を把握。遺体を司法解剖した結果、死因は頭部や顔面の損傷と判明した。23年4月には、刑法の虚偽診断書作成容疑などで病院を捜索していた。
当時の院長は現在も、病院を運営する医療法人「杏林会」(本部・東京都目黒区)の理事長を務めており、弟とともに病院に勤務している。
引用元: ・歯ブラシで顔を殴打。相部屋男に殺害された患者を嘘の診断書でごまかしたみちのく記念病院院長ら逮捕へ [866556825]
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