「お兄ちゃん、もぐっている!」。昨年12月28日夕、大阪府柏原市内の銭湯に男の子の声が響き渡った。声の主は乕田(とらだ)透麻くん(5)。父親の将広さん(33)に連れられて入浴していたときのことだった。
透麻くんは浴槽に小学2年生の男児(7)が沈んでいるのを見つけ、声を上げた。だが、このとき、男児は遊んでいたのではなく、溺れて沈んでいる状態だった。
透麻くんの声で、他の兄弟の体を洗っていた男児の父親や将広さんも異変に気付いた。男児を浴槽から引き上げたが、意識はない。すぐさま将広さんが背中を叩くと、男児は水を吐き出し、意識を取り戻した。
将広さんは府警枚方署の警察官で、すばやい対処も功を奏し、間一髪の救出劇だった。
男児の命を救ったとして、大阪府警柏原署は1月27日、透麻くんに感謝状を贈った。
功績をたたえる署幹部や報道陣を前に「うれしいけど、ちょっと恥ずかしい」とはにかむ透麻くん。スパイダーマンなどのヒーローにあこがれているといい、感謝状を受け取った後、「強くなりたい」と目を輝かせた。
将広さんは「明るく元気な子。強くなりたい、と日々鍛えているんです」とほほ笑み「誰が見てもかっこいい大人になってもらいたい」と話した。
[産経新聞]
2025/2/14(金) 10:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/f943a0425faa128432e1358470902cfe4c74257a
引用元: ・【大阪】「お兄ちゃん、もぐってる!」 ヒーローになった5歳男の子 銭湯で溺れた男児の命救う [煮卵★]
コメント