NVIDIAのGeForce RTX 5090は最大消費電力が500Wを超え、その分かなりの発熱が予想されるため、安定した冷却システムの構築が求められます。
中国で技術系動画を投稿する电解碳酸钠氏が、家庭用エアコンの室外機を使ってGPUを冷やすシステムを設計した動画を投稿し、話題となっています。
https://gigazine.net/news/20250210-air-conditioner-gpu-cooler/
引用元: ・中国さん、増大するグラボの発熱にとうとうエアコン室外機を導入 [643485443]
电解碳酸钠氏が投入したのは、1万2000BTUのエアコンの室外機です。消費電力は約1200W。サイズは765mm×268mm×550mmで、一般的なGPU用冷却ユニットと比べると明らかに巨大。
室外機内部を開けて圧縮機の部分を取り外し、PCの冷却液(クーラント)のポンプを設置します。
クーラントは室外機内にある熱交換ユニットを通り、巨大なファンと銅管で冷却されるという仕組み。
电解碳酸钠氏は室外機の外装にNVIDIA・AMD・Intelのロゴパネルを貼り付けます。
冷却システムのモニタリングパネルを室外機に装着。
これで完成。PCタワーとモニターの間にエアコンの室外機が鎮座している姿はかなり異様。
室温23.4度の状態で、FurMarkやAIDA System Stability Testを使ってGPUに約40分間負荷をかけましたが、システムCPUコアの温度はテスト開始時よりわずか2度しか上昇しなかったとのこと。
次に电解碳酸钠氏は、室外機とPCをまるごと屋外に運び出してテストを行いました。
屋外に出してPCの電源をオンにした時点で、GPUの温度はわずか2度、ホットスポットは12度でした。
そして、同じストレステストを行っても、GPU温度が20度、GPUホットスポットは36度でした。
电解碳酸钠氏は、RTX 4090でのテストに満足しており、RTX 5090でも十分な冷却性能が期待できるとコメントしています。
映像作家やミュージシャンにも需要ありそう
水でペルチェ素子を冷やそうぞ
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