オランダ系を起源とする白人「アフリカーナー」(ボーア人)らで作る団体「アフリフォーラム」のクリエル代表らは会見で、「米国に移住すればアフリカーナーとしての文化的なアイデンティティーを犠牲にしかねない。代償はあまりにも大きい」と説明した。
一方で南アの黒人政権下で白人が置かれた立場にトランプ氏が理解を示したことについては「深く感謝する」とした。
南アフリカでは1990年代まで続いたアパルトヘイト(人種隔離)で、少数派の白人が多数派の黒人を差別し、政治と経済を牛耳った。94年から政権を担う黒人主体のアフリカ民族会議(ANC)は教育や経済をはじめとする格差是正策を進めているが、白人の間ではそれを「逆差別」と受け止める人もいる。
特にアパルトヘイト時代の名残で土地所有権の多くを依然、白人が握っており、黒人の間では「再配分」を求める動きがある。また裕福な白人農場主を狙った黒人による強盗事件なども相次ぎ、白人の間では不満が根強い。
国内で白人の支持者が多いトランプ氏は1月の就任以降、南アのANC政権に厳しい態度を取っている。南アへの資金援助を凍結する大統領令に署名したほか、ルビオ米国務長官も南アで20日から開催される主要20カ国・地域(G20)外相会合の欠席を表明した。トランプ氏に近い実業家のイーロン・マスク氏が南ア出身の白人であることも、政策に影響しているとの見方がある。
一方、トランプ氏の大統領令について、南ア外務省は8日の声明で「南アの植民地主義とアパルトヘイトの深く痛ましい歴史を正しく認識していない」と批判。米国が弱い立場の移民を国内から排除する一方で、比較的裕福な南アの白人を難民として受け入れるのは「皮肉だ」とも指摘した。【平野光芳】
毎日新聞 2025/2/9 15:14(最終更新 2/9 15:14)
https://mainichi.jp/articles/20250209/k00/00m/030/067000c
引用元: ・「米国に移住しない」 南アの白人団体、トランプ氏の提案を拒否 [蚤の市★]
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