脳から「衝撃的」な量のマイクロプラを発見、認知症ではより多く
しかも8年間で約50%増加、認知症との因果関係は不明、米研究
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/25/020500065/
2024年の脳と肝臓のサンプルは、2016年のサンプルと比べて、MNPの濃度が著しく高かった。脳内のプラスチックの濃度は、2016年から2024年の間に約50%増えており、研究者らは、家庭内、大気中、水中におけるMNP濃度の大幅な増加がその原因ではないかと指摘している。
「彼らの研究で見つかったマイクロプラスチックの量は衝撃的です」と、オランダ、ユトレヒト大学の神経毒性学者エマ・カステール氏は言う。「私の予想をはるかに上回る量でした」。氏は今回の研究に関わっていない。
氏によると、この結果には環境中のマイクロプラスチック濃度の増加が反映されており、プラスチックにさらされる量が増えたことで、臓器内により多くのプラスチック粒子が蓄積された可能性が高いという。(参考記事:「忍び寄るマイクロプラスチック汚染の真実」)
脳のサンプルには、肝臓や腎臓のサンプルと比べて7~30倍の濃度のMNPが含まれていた。脳内で発見された粒子の大半は、梱包材を中心に世界で最も広く使用されているプラスチックのひとつであるポリエチレンだった。
MNPがほかの臓器よりも脳に多く蓄積されるというのは理にかなっていると、カステール氏は言う。鼻から吸い込まれたMNPは、嗅覚情報を処理する脳内の部位である嗅球(きゅうきゅう)に直接到達できるからだ。
サンプルが採取された本人の年齢と、臓器に蓄積したプラスチックの量には関連が見られなかったと、カンペン氏は指摘する。これは、体が何らかの方法でプラスチックを排出していることを示唆している。もし排出されていなければ、年齢が高い人の臓器には、年を追うごとにより多くのプラスチックが蓄積されていくはずだ。
引用元: ・脳から衝撃的な量のマイクロプラスチックを発見 [595582602]
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