■国境警備“強化”で合意 その実は…
日本時間の午後2時1分に発動されるはずだったカナダ・メキシコへの関税。不可避とも思われていました。しかし、カナダとメキシコに対する関税の発動は1カ月延期することで合意したと発表されました。
トルドー首相のX
「トランプ大統領と良い電話会談を終えたところです。関税の発動は少なくとも30日間延期されます」
自称“TariffMan=関税男”のトランプ大統領はこの結果に。
アメリカ トランプ大統領
「カナダはビジネスをするうえで極めてタフな相手だが、アメリカを食い物にはさせない。メキシコとの話し合いは素晴らしかった。シェインバウム大統領はとても好きな女性だし、良い関係を築いてきた」
ただ、カナダやメキシコがトランプ大統領の脅しに屈したのかというと、そうではないようです。
CNNコメンテーター キャサリン・ランペル氏
「滑稽ですね。トランプ氏は両国にまんまとやられました。メキシコとカナダの両首脳から得た合意は、両国が元々やっていたことなのです」
確かにカナダとメキシコはアメリカとの間で国境警備で合意しましたが、それは前々から決まっていたことや、小規模の増強に過ぎません。
ニューヨーク・タイムズ(3日付)
「トランプ大統領は関税を手段として使うが、要求を正確には述べない。謎のまま曖昧(あいまい)にしておくことで、適切だと判断した時に交渉を好きに終わらせ、勝利宣言できる戦略だ」
■移民希望者が滞留 メキシコの苦境
メキシコのシェインバウム大統領は、今回の交渉で大きくその手腕を発揮しました。ただ、抱える移民問題は深刻です。
力石大輔記者
「メキシコシティ中心部です。もともと公園があった場所ですが、3年ほど前から1000人ほどが住み始めたということです。もうテントでぎっしりですね。ごみもかなり多くなっています」
「道端ですけど、木を燃やして食事を作ってますね。本当に暮らしてるのがよく分かります」
「通路の中に入ってきましたけど、レストランみたいなのができてますね」
ホンジュラス移民
(Q.どこから来たのか)
「ホンジュラスからです。私はシングルマザーで娘が2人います。1人は2歳、もう1人は3歳。今の状況ではアメリカに入れない」
(Q.メキシコに住む可能性は)
「はい。可能性はありますが、すごく時間がかかります。他の国の人も亡命を求めています」
移民問題でアメリカの協力が得られない今、自国での解決が求められています。
■中国には“追加関税”発動 対抗策も
日本も他人事ではありません。経産省とJETRO(日本貿易振興機構)は2日から専用の相談窓口を開設しました。関税やアメリカ政治の先行きについてなどの相談が少しずつですが入ってきているといいます。
JETRO調査部 伊藤実佐子米州課長
(Q.企業からの不安は感じるか)
「不安は当然感じるが、思っていたより企業は落ち着いているなという印象」
次の懸念はアメリカと中国との関係です。カナダ・メキシコとは違い、中国への追加関税は予定通り発動されました。トランプ大統領と習近平国家主席は週内にも協議するとしていますが…。
アメリカ トランプ大統領
「中国との協議は序章に過ぎない」
JETRO調査部 伊藤実佐子米州課長
「結論としては『対中強硬姿勢』だけが残った。中国は今、春節の期間で何も動きがないと思っていたところ、すぐに反応して追加関税だったり輸出規制の強化を実行に移している。中国による報復関税は米国に対するだけでなくて、世界の他の国、日本を含めて影響が及ぶので、米中の対立は世界的なものになるとみている」
2/5(水) 2:06 テレビ朝日系(ANN)
https://news.yahoo.co.jp/articles/16ad188c4bbeebf4612d554de587c859914d85c1
※関連スレ
【米】トランプ大統領、メキシコ・カナダへの25%関税措置 1か月停止へ [2/4] [ばーど★]
https://lavender.5ch.net/test/read.cgi/news4plus/1738625539/
引用元: ・「両国にまんまとやられた」カナダ・メキシコへの“トランプ関税”土壇場で延期 [2/5] [ばーど★]
滑稽なのはキンペーだけだわ
まず無理難題を吹っ掛けて、その後に譲歩したように見せて
その実、本来より多くの要求を引き出すってやり口
トランプはそう思ってるだろうが、本当にいつまでもこの必殺技が誰にでも無制限に通用し続けるのだろうか?
終了。
相手の動きが小さくても、警戒させて自重させるのは有効。
そもそも「25%関税はアメリカにも被害が出る」って言ってたのはCNNも、では?
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