キーエンス4～12月最高益　研究所2倍に拡張､来期にらむ

2025年1月31日 16:24

キーエンスが31日発表した2024年4～12月期の連結決算は、純利益が前年同期比10%増の2917億円だった。米国などで工場の自動化に役立つファクトリーオートメーション（FA）機器の需要が伸び、4～12月期としては2年ぶりに過去最高を更新した。足元では26年3月期以降をにらみ、研究所や物流拠点の拡張を同時並行で進めている。

純利益は直近の市場予想平均（QUICKコンセンサス）を36億円上回った。売上高は10%増の7751億円。地域別の内訳は米州が13%増、国内は8%増えた。中国を含むアジアは11%増、欧州は5%増と、全ての主要地域で前年同期を上回った。為替の円安も増収に寄与した。

営業利益は10%増の3970億円。売上高営業利益率は前年同期からほぼ横ばいの51%で、（略）

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