ロイター
米首都ワシントン近郊のレーガン・ナショナル空港付近で29日、アメリカン航空旅客機と米陸軍のヘリコプター「ブラックホーク」が空中衝突した。事故はなぜ起こってしまったのか――?これまでに明らかになった事実をまとめた。
<墜落事故について分かっていること>
事故は29日夜、旅客機がレーガン・ワシントン・ナショナル空港に接近中に発生した。
ここに、航空管制官が着陸許可を出した際の音声記録がある。無線のやり取りから、ヘリの乗組員は旅客機が近くにいると認識していたことが明らかになった。
ダフィー米運輸長官は、ヘリも旅客機も標準の飛行パターンで飛行していたほか、通信にも支障はなかったと述べた。
ダフィー米運輸長官
「事故に至るまで、すべてが正常だった」
<米軍の発表は>
ヘグセス国防長官によると、陸軍のヘリコプターには「かなり経験豊富な乗組員」3人が乗っており、訓練飛行で暗視ゴーグルを装着して操縦していたという。「政府の任務の継続性に基づく、標準飛行経路で行う定期的な夜間飛行訓練だ」
しかし長官は、ヘリの乗組員が致命的なミスを犯した可能性があると述べた。「ミスがあった。(中略)高度に関する何らかの問題があり、直ちに調査を開始した」
<現場空域に問題は?>
米首都圏には軍の基地が多数存在し、軍用ヘリが頻繁にみられる。
レーガン・ナショナル空港では、危険なニアミス事案がこれまでに複数回報告されており、昨年も2件起きている。その背景として管制官の人手不足があり、全米でフライトの遅延や安全性への懸念につながっていると指摘されている。
米連邦航空局(FAA)は昨年10月、米国で最も交通量の多い45の空港において滑走路侵入リスクの監査を開始した。
*ヘグセス米国防長官の表記を修正して再送します。
ソース https://news.yahoo.co.jp/articles/67991af5c1cd7b6453dbfee236d5be27e8ecd7dc
引用元: ・【解説】米空中衝突事故はなぜ起きたのか?これまでに明らかになっているポイント [夜のけいちゃん★]
この空港敷地内に侵入した経緯がわからない
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