【米研究】テロメアが短い人は、脳卒中のリスクが8％高く、認知症のリスクが19％高く、老年期うつ病のリスクが14％高い

この会議は2025年2月5日から7日までロサンゼルスで開催され、脳卒中と脳の健康の科学に専心する研究者と臨床医のための世界初の会議となる。

白血球テロメア長は、白血球内のテロメアの長さを反映し、生物学的老化の既知の指標です。テロメアは加齢とともに徐々に短くなり、染色体の遺伝物質を保護する能力が低下し、細胞の老化と加齢性疾患に対する感受性の増加につながります。

テロメアの長さは、遺伝、祖先、性別などの不変の要因だけでなく、ライフスタイルの選択や汚染などの環境ストレス要因などの変更可能な要因によっても影響を受けます。

タマラ・N・キンボール医学博士、マサチューセッツ総合病院、ヘンリー・アンド・アリソン・マッケンス脳健康センター、ボストンの博士研究員
白血球テロメアの長さが、脳卒中、認知症、老年期うつ病などの加齢に伴う脳疾患の複合的な結果に及ぼす影響について調査した研究はない。これら 3 つの疾患はすべて、加齢と血管リスク要因の蓄積に関連する脳小血管疾患に関連している。」

白血球テロメアの短縮が、脳卒中、認知症、老年期うつ病と個別および複合的な結果として関連しているかどうかを分析した結果、次のことがわかりました。

白血球テロメアが長い参加者と比較すると、白血球テロメアの長さが最も短い人は、脳卒中のリスクが8％高く、認知症のリスクが19％高く、老年期うつ病のリスクが14％高かった。

全体的に、白血球テロメアが長い参加者と比較して、白血球テロメアの長さが最も短い人は、研究対象となった加齢に伴う脳疾患の少なくとも1つを発症するリスクが11％高かった。

https://www.news-medical.net/news/20250130/Shorter-telomeres-linked-to-higher-risk-of-age-related-brain-diseases.aspx

早期細胞老化に関連するバイオマーカーは、脳卒中、認知症、老年期うつ病の兆候となる可能性がある
https://newsroom.heart.org/news/biomarker-tied-to-premature-cell-aging-may-signal-stroke-dementia-late-life-depression