クレジットカードの利用時における本人確認方法として一般的だった「手書きサイン」が2025年3月末で廃止される。以降はPIN(暗証番号)の入力が原則となる。
この方針は、日本クレジット協会(JCA)が公表した「クレジットカード・セキュリティガイドライン」に基づくもので、クレジットカード業界全体でのセキュリティ強化を目的としている。
具体的には、カード決済時に店頭での端末操作などで暗証番号の入力をスキップし、サインで本人確認する「PINバイパス」は、2025年3月末をもって原則廃止となる。以降は暗証番号を入力をせず、サインで本人確認する方法は利用できない。
クレジットカードに暗証番号を設定していない場合、3月までに設定を済ませる必要がある。そのため各カード会社は、設定を済ませていないユーザーに対して、暗証番号の設定を呼びかけている。
今回の仕様変更で影響が出る例の1つが、高級レストランなどでのテーブル会計だ。クレジットカードを伝票ホルダーに挟んでウェイターに渡し、最後にサインで本人確認するといった取引は今後できない。そのため、店舗は店員がテーブルまで持ち運べる決済端末を導入することが求められる。
なお、「1万円未満の取引では暗証番号は不要」といった「PINレス」取引と、今回の「PINバイパス」は異なる。「PINレス」は今後も引き続き利用できる。
引用元: ・クレジットカードの「自筆サインで本人確認」、3月末で原則廃止 [897196411]
JCCA 日本クレジットカード協会
ICクレジットカードの正しいお取扱いについて
https://www.jcca-office.gr.jp/dealer/handling/ichandling/
JCA(日本クレジット協会)が公表している「クレジットカード・セキュリティガイドライン」に記載のとおり、店頭でのカード取り扱い時の暗証番号入力をスキップし、サインにて本人認証を行う「PINバイパス」は2025年3月をもって廃止となります。
【注記】
紛らわしいけど、JCA(日本クレジット協会)とJCCA(日本クレジットカード協会)は別の組織みたい。
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