記事では、千尋とハクの別れの場面や、ハクの「湯婆婆と話をつけて弟子をやめる」という発言を振り返りながら、「八つ裂き説」の根拠を分析。また、一部で語られる「千尋が引っ越し先で小川を見つけ、その川がハクの生まれ変わりであることに気付く」という幻のエンディングについても言及しました。
この記事に対し、読者から「幻のエンディング」をめぐって興味深い議論が展開されています。特に注目を集めているのは「確かに見た」という多くの視聴者の声です。
「映画館で観たときは確かに引っ越し業者ふたりが先に到着していて、『もう先に着いちゃってるじゃない』って車中で千尋のママがパパに言っていた」「その後、千尋が散歩に行って小川を見つける場面があった」。こうした具体的な描写を含む記憶を持つ人が多数存在しています。
これに対し、公式見解として「そのようなエンディングは存在しない」との発表があったとされますが、「公式が否定しているのが納得できない」という反応も。「映画館のフロア業務で働いていて、幻のエンディングは50回以上観ました。引っ越し業者とのやり取りの会話は間違いなくありました」という元映画館スタッフだという人の証言や、「2回観て友達とその部分について感想を言い合ったのをよく覚えています」という複数回観たという視聴者の声も寄せられています。
人間の記憶の特性について興味深い指摘も見られます。ある読者は、心理学実験の例を挙げ、「人間の記憶なんて簡単に改変される」と指摘。実験では、映像を見せた後に内容を説明させると、多くの被験者が実際とは異なる内容を報告したといいます。
また、長編映画の記憶がどのように形成されるかについての分析も。「2時間前後の映画の場面全てを記憶することは出来ない」という前提に立ち、実際の記憶は断片的な映像の記憶、友人との会話、映画雑誌やパンフレットの情報などが脳内で組み合わさって形成されるのではないか、という考察も投稿されています。
「公式も制作に関わった全ての方もこのエンディングを否定するまでが脚本なのでしょう。あの天才ならやりかねないと想像すると楽しい」という意見に象徴されるように、この謎めいた状況自体が、作品の新たな魅力として受け止められているようです。
一方で、現在の結末を支持する声も目立ちます。「小川に生まれ変わる説も悪くないけど、個人的には『会わなくていい』と思います。人生に、もう会えなくても心の中でずっと生き続ける人、いませんか?」というコメントには多くの共感が集まりました。
多くの人びとの心に残り続けるこの「記憶」は、作品への深い愛着の表れなのかもしれません。
引用元: ・【映画】『千と千尋の神隠し』幻のエンディングをめぐる記憶の謎 公式が否定しているが「確かに見た」の声が続出 [ネギうどん★]
はい論破
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