岡山市議会が、人生のしまい方を考え準備する「終活」を支援する条例の制定を目指している。
単身高齢者が増加する中、将来への不安を軽減し、自分らしい人生を全うしてもらうためにサポートするのが目的。
条例案をまとめ、17日までパブリックコメント(意見公募)を実施している。
年度内の制定を目指しており、同市議会事務局によると、制定されれば岡山県内の自治体では初となる。
同市では人口が減少する一方、65歳以上の高齢者は増え続けており、
人口に占める高齢者の割合(高齢化率)は2010年に21・6%だったのが、市の推計で45年には33・7%に上昇すると見込まれている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/21d40dd1f0eb43d9849d2a7d4b6870a950255aa1
引用元: ・「終活支援」条例制定…単身高齢者の増加踏まえ…「何から手を付けていいか分からない市民も多い」 [178716317]
単身高齢者も年々増加。国勢調査によると、20年(10月1日時点)は3万5368人で、00年(同)の1万7283人から倍増した。
高齢者全体に占める単身者の割合は20年(同)が19・0%と、00年より3・9ポイント上昇。孤独死や遺品、遺骨の取り扱いなどが課題となっている。
こうした状況を踏まえ、同市議会は超党派のプロジェクトチーム(PT)をつくり、昨年7月から条例制定に向けて関係機関・団体への意見聴取など、調査・研究に取り組んできた。
条例案では、基本理念として
▽市民が主体的に終活に取り組むことができる環境を整備する
▽市民の要望を適切に把握し、時代に適合した施策を行う
▽市民それぞれの考え方を尊重し、理解を深める――ことを明記。
市民に対する適切な支援が市の責務と定め、事業者には市の施策へ協力するよう求めている。
市の基本的施策として、人生の最期に受ける医療を家族らと事前に話し合う「人生会議」の普及啓発や、自らの意思を記す「エンディングノート」の作成などを挙げている。
PTは昨年12月12日、大森雅夫市長に条例案を提出した。PTリーダーの江田厚志議員は
「地域では相続や成年後見制度の話題も多く、何から手を付けていいか分からないという市民も多い。終活への第一歩を踏み出すきっかけになる条例にしたい」
としている。
早めに終わって貰った方が良い
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