「ドイツ国民は、『ドイツのための選択肢(AfD)』を支持する必要がある。さもなければドイツの状況は悪化する」。マスク氏はAfDのアリス・ワイデル共同党首との対談で、同党への投票を呼びかけた。
世界一の富豪であるマスク氏は、トランプ次期米大統領に近く、移民排斥などの思想で欧州右派と気脈を通じる。独総選挙では、急進右派のポピュリスト政党AfDが、世論調査の支持率で2位につけている。
75分間の対談で、マスク氏はワイデル氏を「非常に合理的で常識的」だと持ち上げた。昨年末、ドイツのショルツ首相を「無能なばか」とXで批判し、辞任を要求したのとは対照的だ。
英国でも、次期総選挙前に右派ポピュリスト政党への支持を前面に出し、党への献金も示唆している。英フィナンシャル・タイムズ紙は9日、「マスク氏がスターマー英首相の交代を画策している」と報じた。スターマー氏が検事総長時代、白人児童への性的虐待事件を巡り、パキスタン系移民の容疑者の起訴を見送ったことが批判の理由だという。
欧州が「政治介入」と危惧するマスク氏を巡る動き
マスク氏は、Xで2億人以上のフォロワーを抱えており、欧州主要国はインターネット上で持つ巨大な影響力に懸念を強めている。昨年11月のルーマニア大統領選では、 泡沫ほうまつ の急進右派候補者がTikTok(ティックトック)で選挙戦を展開し、得票率1位となったことも背景にある。
トランプ陣営の批判を避けてきたマクロン仏大統領は今月6日、マスク氏の動きを念頭に「IT業界の大金持ちが選挙に直接介入するなど、10年前に誰が想像できたか」と批判した。ショルツ氏も昨年末、「ドイツの将来を決めるのはSNSのオーナーではない」と断じている。
欧州連合(EU)も対抗すべく動き出した。事業者に偽情報の拡散防止を義務づける「デジタルサービス法(DSA)」を武器に、マスク氏の「監視」を開始。120人規模の担当チームが9日の対談を精査し、X上のアルゴリズムに違反がないかどうかの調査を進めている。
EU高官は9日、記者団に「マスク氏の対談自体はDSAに違反していない」とした上で、「誤情報や不完全な情報の提供が確認されれば、罰金を科す可能性がある」とけん制した。
読売新聞 2025/01/12 06:30
https://www.yomiuri.co.jp/world/20250111-OYT1T50018/
引用元: ・マスク氏、ドイツ首相を「無能なばか」呼ばわりし欧州極右支持を次々表明…EUはX監視強化 [蚤の市★]
世界大戦はよ
マスクの右支持
おっ始めたいのか?
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