2025年01月07日 21時00分 メモ
造幣局や印刷局で作られる紙幣は、原版をもとに印刷を行い、ホログラム貼付などを行ったあと、何枚もつながったシートを裁断機で正確に切り分けられて作られます。アメリカの造幣局では、裁断前のドル紙幣がつながったシートがそのまま販売されており、一般の人でも購入することが可能となっています。
Uncut Currency Sheets | $1 to $100 Sheets | BEP | US Mint
https://www.usmint.gov/paper-currency/uncut-currency/
記事作成時点では、1ドル(約157円)札が50枚つながったシートが86ドル(約1万3600円)で、2ドル(約310円)札が8枚つながったシートが36ドル(約5700円)で、50ドル(約7900円)札が16枚つながったシートが950ドル(約15万円)で購入可能。他にもさまざまな種類のシートが用意されていますが、いずれも実際の紙幣で用意するよりもかなり高い価格で販売されています。
例えば、1ドル札の50枚つづりシートの説明を見ると、「この製品は、入手可能な未裁断紙幣のシートとしては最大の大きさであることが特徴で、スティーブン・ムニューシン財務長官とジョビタ・カランサ財務官の署名が入っています。1ドル札のデザインについての説明文が含まれています」と書かれています。
ソーシャルニュースサイトのHacker Newsによると、これらのシートは額に入れて飾ったり、プレゼント用の包装に使ったりされるケースが多いとのこと。ただし、印刷に使われている紙やインクは本物の紙幣と全く同じというところが普通の包装紙と異なります。特に、2ドル札は見かける機会が非常に少なく、幸運の象徴とされているとのことから、2ドル札のシートは縁起物として喜ばれるそうです。
Appleの共同創設者でありイタズラ好きとしても知られるスティーブ・ウォズニアック氏は、この2ドル札のシートを折り畳んでミシン目を入れたメモ帳を持ち歩き、このメモ帳から2ドル札を切り取ってチップとして渡していたという逸話が語られています。造幣局が2ドル札のシートを販売していることはあまり知られていないことから、ウォズニアック氏が偽札を作ったのではないかという疑いをかけられ、警察から捜査を受けたこともあったそうです。
引用元: ・【トリビア】 アメリカのドル紙幣は裁断前のつながった1枚シートの状態でも公式に売られている
カラーコピーできねえのかwwww
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