頭と両足に布テープ巻かれた男性の遺体を遺棄容疑、男3人を再逮捕

　大阪府貝塚市の海岸で昨年11月、両足と頭に布テープが巻かれた男性（26）の遺体が見つかった事件で、大阪府警は6日、大阪市中央区の自営業、中村僚希（ともき）容疑者（27）ら男3人を死体遺棄容疑で再逮捕し、発表した。認否は明らかにしていない。

　捜査1課によると、3人は共謀し、昨年10月27日ごろ、顔と両足に布テープを巻き付けた大阪市西区のアルバイト宮城竜斗さんの遺体を海に放り込んで遺棄した疑いがある。

　司法解剖の結果、遺体の肺に残っていた水が少なかったことや、3人の供述などから、府警は死後に遺棄をした疑いが強いと判断したという。

　3人は被害者の男性を加害目的で車に乗せるなどしたとして、加害目的略取と監禁容疑で逮捕、起訴されていた。

　府警によると、3人は男性を車に乗せて同市中央区のスーパーに移動。防犯カメラの映像などから、このスーパーで布テープを購入していたことがわかったという。

　中村容疑者は事件前、男性と飲食店の共同経営を始めようとしていたという。府警はトラブルの有無を調べている。