米国では今月3日、公衆衛生政策を指揮するマーシー医務総監が国内で売られる酒のラベルに、がんのリスクがあることを表示するよう勧告した。
こうした規制強化の動きを受けてか、今年最初の取引となった6日にはアサヒビールやサッポロビールなどビール大手親会社の株価が下落する動きが目立った。
マーシー氏は飲酒が大腸がんや食道がんなど少なくとも7種類のがんを引き起こすことが分かってきたと指摘。
一方で、飲酒によるがんリスクの認知度は成人で45%と低いことを問題視した。米国では酒類には1988年から妊婦や運転者などへの警告表示を義務づけており、ここにがんのリスクに関する記述を加えることを勧めた。
こうした勧告が影響してか、ビール大手の6日の株価は軒並み下落した。
終値で最も下げ幅が大きかったのはサッポロホールディングス(HD)で、前営業日比5・15%安の7890円となった。
北米での日本製ビールのシェアが1位であることや売り上げに占める比率が高いことが反映されたとみられる。
また、アサヒグループHDも2・87%安の1609円、キリンHDも1・46%安の2019円と下落した。
https://www.sankei.com/article/20250106-EZOSXZGFKNCEFDIZHOYIP2WA7A/
ビール関連株が軒並み安 米保健当局ががんリスク警告
https://moneyworld.jp/news/05_00157683_news
引用元: ・【ビール関連株が軒並み安】米保健当局ががんリスク警告
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