12月第5週、2024年最後の動員ランキングは、1位から6位まで先週と順位は同じ。1位から8位までは作品のラインナップも同じ。ということで、日本映画では『はたらく細胞』が、外国映画では『モアナと伝説の海2』が正月映画としての興行サイドからの期待になんとか応え、そこにスペシャルドラマが放送された翌日となる月曜日公開というイレギュラーなタイミングで年内すべり込み公開となった『グランメゾン・パリ』がどこまで食い込むことができるか、という形勢となった。 逆に言うと、12月に入ってから公開された3位以下の『ライオン・キング:ムファサ』、『劇場版ドクターX』、『聖☆おにいさん THE MOVIE~ホーリーメンVS悪魔軍団~』、『【推しの子】-The Final Act-』はいずれも期待外れの興行に。例外的に4位の『劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師』は昨年の『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』同様に意外な健闘(『忍たま』の配給は松竹、『ゲゲゲ』の配給は東映だが)といったところだろうか。ラインナップの弱さが懸念されていた今年の正月映画だが、その懸念通りの結果となってしまっている。
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