レンジでチンするだけ。お湯を注いで3分待つだけ。そんな「超」の付く加工食品に一定の健康リスクが伴うことは誰もがうすうす感じていたが、そうしたリスクの詳細が統計的な手法で解明されたという。
膨大な数の論文のメタ分析をさらに分析した結果で、医学誌BMJ(英国医師会報)に発表されたものだ。
ちなみに、超加工食品には常温保存のスナック菓子や即席?、炭酸飲料、冷凍パスタなどの調理済み食品が含まれる。共通するのは、各種の保存料や乳化剤、甘味料、着色料などを使っている点だ。
BMJに載った論文の筆頭著者メリッサ・レーン(豪ディーキン大学研究員)は本誌に、「超加工食品には概して砂糖や油脂、塩が加えられており、一方で必須ビタミンや食物繊維は不足している」と語り、「乳化剤などの添加物や(油で揚げるなどの)高温調理によって私たちの健康が脅かされている恐れもある」と付け加えた。
レーンらの研究は、過去14年間に発表された論文にメタ分析を施した45件の研究をさらに統計的に解析したもので、1000万人弱の被験者の食生活データが含まれている。
結果、浮かび上がったのは32種類の悪影響。例えば不安神経症などのリスクは40~53%増、心疾患による死亡リスクは50%増、2型糖尿病のリスクは12%増となった。
また総合的な死亡リスクは21%増、鬱病の発症リスクも22%増になるという。
超加工食品の危険性を見抜くには、まず食品の成分表示をチェックすること。
そこに正体不明な化学物質がずらりと並んでいたら要注意。そして「できるだけ加工の度合いが低いものを選ぶといい」とレーンは言う。
「外食するときは全国チェーンの店でなく、地域密着の店を選ぼう」
https://www.newsweekjapan.jp/stories/lifestyle/2024/12/529804.php
つくづくそう思う
美味しくて驚いた
また食べたい
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