2024.12.17 Tue
インタビュー・テキスト by
中島晴矢
撮影 by
鈴木渉
編集 by
今川彩香
2024年10月、東京、三田。東京タワーにほど近い聖坂の一角にて、蟻鱒鳶ル(アリマストンビル)がついにその全貌を現した。蟻鱒鳶ルとは、建築家の岡啓輔によって、20年間にわたりセルフビルド(設計から施工まで自分自身で行なうこと)でつくられた、異形の建築物だ。
「東京のサグラダ・ファミリア」と呼ばれ、永遠に完成しないかと思われたこの建築も、竣工まであと一歩となった。これから約1年は、都市再開発との兼ね合いで10メートルほど曳屋(建物を解体せずに移動する工法)を実施。そののち、さらに手を加えてから完成する見通しだという。
きわめて装飾的で、人間の根源的なエネルギーに溢れた建造物が、東京のど真ん中に屹立しているさまに、ただただ圧倒されてしまう。では、そんな唯一無二の建築は、一体どんな目的で、どんな手法で、そしてどんな想いでつくられてきたのだろうか? いまだ普請の音が響く蟻鱒鳶ルのなか、「三田のガウディ」こと岡啓輔に話を聞いた。
引用元: ・「東京のサグラダ・ファミリア」三田の蟻鱒鳶ル、完成へ。建築家・岡啓輔が笑顔で語る奇跡のような20年
取り壊し億だろこれ
コメント