目黒冬弥:現役行員現役メガバンク行員が語る「銀行員のトホホな生態」
2024.12.18 6:00
銀行員総出で取り組む
年末に向けた「カレンダー巻き」
年の瀬が近づくと、銀行は来店客が増える。3月の年度末と12月の年末は世の中的にお金が動く季節ゆえ、銀行の窓口も法人個人を問わず、来店客で混み合う。この時期の風物詩でもある、年末にかけて配布するカレンダーの準備が始まると、いよいよだなと感じるものだ。
「年末に配布するカレンダーが本部から届いてます。今年は2000枚です。お忙しいとは思いますが、ひとりあたり30本巻いて下さい。12月2日より配布を開始しますので、遅くとも11月25日には巻き終えるよう、ご協力お願いします」
11月中旬の朝礼。取引先課で外回りを担当する若手が告知する。カレンダー巻きとは、鮮やかに彩られた化粧紙のカレンダーを、持ち運びやすいように、筒状のビニール袋に突っ込む単純作業のことである。カレンダーはA1サイズ。新聞紙の見開きほどもある大きなものだ。営業車を使える者はいいのだが、徒歩の場合は15巻きほどを紙袋に入れて持ち運ぶ。
年の瀬になると、総出で取り掛かる。今時、こんな手作業をなぜ現場にやらせるのか甚だ疑問に感じるが、おそらく外注に出すよりもコストが安いからに違いない。
カレンダーを何本巻いたのか、

引用元: ・「どこまでズレてんだ、うちの銀行…」年末のカレンダー配りを廃止したメガバンクが始めた「まさかの新サービス」
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