日本政府が何も言わなければ足もとを見られるだけでなく、中国が台湾に侵攻しても日本は動かないと侮られるおそれがある。「日本が台湾の独立に加担すれば『日本の民衆が火の中に連れ込まれることになる』」
呉江浩駐日大使のこの「火の中」発言は「日本人をぶっ殺す」と言っているのに等しい。
この発言に対して日本側は抗議だけで終わらせたが、国外退去処分という選択もあった。
それが世界の外交の常識であり、国際的にもスタンダードな対応なのだ。
ー中略ー
・「火の中」発言
ー中略ー
このような発言をした外交官に対しては、普通の国なら「ペルソナ・ノン・グラータ」(国外退去処分。原義は「好ましくない人物」)
を発動してもおかしくありません。しかし、日本側は抗議だけで終わらせてしまいました。
しかも、当初は担当課長が在日中国大使館の公使参事官に電話で抗議しただけです。
山上信吾(以下、山上):世界標準に照らしてあり得ない対応です。
のちに外務省は、いつも引っ込み思案の岡野正敬事務次官が呉大使に「極めて不適切だ」と直接抗議したことを明らかにしましたが、
それだけでは不十分です。
政治レベルでも強く抗議しなければいけません。「大臣からもひと言お願いします」と進言するのが外務官僚としてのあるべき姿です。
つまり、外相か外務事務次官が呉大使を外務省に呼びつけて厳重に抗議したうえで、謝罪と発言の撤回を強く求める。
それでも改まらなければ、この大使は日中間の発展のためにならない「ペルソナ・ノン・グラータ」であるとして、日本から追放し、
本国へ送り返す。それが世界の外交では常識であり、国際的にスタンダードな対応です。
おそらく、ソウルで同月27日に日中韓サミットが開かれる直前だったから、中国の機嫌を損ねたくなかったのでしょう。
呉大使の「火の中」発言は「日本人をぶっ殺す」と言っているに等しいものです。「火」は台湾独立を阻止するための中国の武力行使を
指します。ということは、呉大使の発言は、その「火」に日本人が巻き込まれて殺されるという意味です。
大東亜戦争で戦火を経験した日本人に対して、東京大空襲や広島、長崎の原爆を想起させる言葉だといえます。
呉大使は日本人に与えるそうした意味合いを十分認識しながら、鳩山由紀夫元首相やメディアの前であえて扇情的な言葉を使ったと
理解すべきです。私的な会合で非公式に私見をもらしたのとは、わけが違います。
マスコミを通じて日本全体に伝わることを意識して発言したところに問題の根深さを感じます(「火の中」発言は日本の政治家や学者を
在日中国大使館に招いて開かれた座談会で呉大使から発せられた。
この座談会には鳩山由紀夫元首相や社民党の福島瑞穂党首なども参加)。
ー中略ー
日本政府がダンマリを決め込めば、中国側は「日本相手ならこれくらいのことをしても大丈夫」と思うようになり、
中国の軍事的冒険主義のハードルが下がりかねません。要するに、抑止力が効かなくなるのです。
足もとを見られるだけでなく、自分たちが台湾に侵攻しても日本は動かないと侮られるおそれすらあります。
そうなると、日本や国際社会が重視する「台湾海峡の平和と安定」も維持できません。
怒るべき時に怒るのは外交の要諦であり、それが抑止力になるのです。
・中国がミサイルを着弾させた時も…
ー後略ー
山上 信吾、山岡 鉄秀
全文はソースから
12/13(金) 7:04配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/8f34eac0e060daebe2f8efde51c40ff327c97c21
引用元: ・【現代ビジネス】 日本はなぜ中共にナメられるのか…? 「弱腰」すぎる日本の外務省の「驚くべき態度」 [12/14] [仮面ウニダー★]
馬鹿なんだから
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