ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.12.12 16:190
韓国の戒厳局面に乗じて政界で生成される「フェイクニュース」に複数の在韓大使館が相次いでコメントを出して異例の反論に出た。来年韓国で開かれるアジア太平洋経済協力(APEC)首脳会議を主要国がボイコットすることにしたという虚偽の主張まで出てきたが、国益を自ら害する行為だとする指摘もある。
野党「祖国革新党」金峻亨(キム・ジュンヒョン)議員は11日、国会外交統一委員会会議で「先週金曜日、重要5カ国の駐韓大使が会い、もし尹錫悦(ユン・ソクヨル)が引き続き大統領である場合、慶州(キョンジュ)APECを含めて国際首脳会談全体をボイコットすることにした」と主張した。6日午前、在韓英国大使館で米国主導の西側5カ国情報同盟「ファイブアイズ」(Five Eyes/米国・英国・カナダ・オーストラリア・ニュージーランド)の駐韓大使が集まったが、この席で「APECボイコット」を議論したという主張だ。
引用元: ・各国在韓大使「政局に巻き込むな!日本って普段からコレの相手してるのか…」 [618719777]
これに対して米国、オーストラリア、英国、カナダ大使館はそれぞれコメントを出して反論した。在韓米国大使館はこの日、大使館X(旧ツイッター)を通じて「在韓米国大使館は外交対話の詳しい内容は公開しないが、金峻亨議員がメディアにフィリップ・ゴールドバーグ米国大使の発言だと主張した内容は全く事実ではない(utterly false)」と明らかにした。「utterly」のような、外交的ではなかなか使わない表現まで動員し、金議員の実名まで明示したのは不快感の表われとみられる。金議員はこの日、ゴールドバーグ大使が「尹錫悦政府の人々と共存をできない」という趣旨で本国に報告したとも主張した。
在韓米国大使館に続いて在韓オーストラリア大使館も「オーストラリアは2025APECの非公式高位官僚会議(ISOM)に出席し、今後も韓国のAPEC首脳会議開催を支持する」と明らかにした。在韓英国大使館も「提起された主張は不正確(inaccurate)」と指摘した。
また、在韓カナダ大使館は12日、「カナダの優先順位懸案を進展させるために、引き続き大韓民国および他のAPEC経済国家と協力していく」と明らかにした。
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