
そんなサブカルチャー文化を築いてきたヴィレヴァンですが、現在は経営不振にあえいでいます。「大型ショッピングモールへの出店がオリジナリティを薄めた」「昔の方がよかった」など、何かと言われがちなヴィレヴァン。そんな中、「大人になった今こそ、令和のヴィレヴァンが楽しい!」と力説するヴィレヴァンの熱烈ファンがいます。「ヴィレヴァン全店まわるひと【非公式】」(@village_vanvan)さんに、お話を聞きました。
親子でも楽しめる場になった令和のヴィレヴァン
――昔と今のヴィレヴァンで、大きく異なる点はどこでしょうか?
ヴィレヴァン全店まわる人【非公式】(以下、ヴィレ全)「最近のヴィレヴァンは、ネットでの販売とポップアップショップ(期間限定の出店)に力を入れています。大型ショッピングモールではポップアップショップが頻繁に展開され、通常の店舗とは異なるコラボレーションブランドや企業の商品が取り扱われています。
例えば『くまのプーさん』や『パウ・パトロール』とコラボしたポップアップショップもありました。くまのプーさんと仲間たちとのんびりした時間を過ごしませんか? というテーマで大人も子どもも楽しめますよね。ポップや商品のラインナップを見るだけでも、十分楽しめると思いますよ。親子で見てもいいですよね」
コラボがアツい!「たべっ子どうぶつ」や「プラレール」も
――子どもと一緒に楽しめるのはいいですね。
ヴィレ全「はい。大型ショッピングモールのポップアップショップでいえば、『プラレール』とのコラボもありました。他にもお菓子の『たべっ子どうぶつ』とコラボして、縁日風のイベントもやっていました。
現在は都内でのイベントが多めですが、株主総会では『全国でポップアップショップのイベントを増やしていきたい』と説明がありました。今後は、全国で楽しく遊べる場所が増えていくと思います。
ヴィレヴァンは『遊べる本屋』とコンセプトにもあるように、子連れや家族連れで楽しく遊べる場所にしようとしています。ポップアップショップも楽しいですが、通常の店舗も『行けば何か楽しいものがある』というコンセプトは変わらないと思います。お子さんも楽しめる場所になっているので、ポップアップショップも通常の店舗も、どちらも家族連れで行ってほしいなと思います」
■ちょっとグロテスクな商品や、アダルトなものはどこへ……?
――ヴィレヴァンは昔のイメージだと、ちょっとグロテスクなものやアダルトなものも置いてあったイメージがあります。
ポテチヴィレ全「たしかにそうですね。でも、大型ショッピングモールに出店したことで、その辺の商品は自主規制で減らしていっているみたいです。
昔は、図書館や街の本屋さんには絶対にない変な本とか、グロテスクな本をヴィレヴァンで見つけるのも醍醐味の一つでしたよね。こんな世界があったんだ……とか。子どもながら、ダメだと思いながら見てはいけないものを見る高揚感と、ヴィレヴァンでしか見られないワクワク感を感じていました。それがだんだんなくなってしまうのは、寂しいなという気持ちも正直あります」
■意外にも、BLにめちゃくちゃ力を入れている
――女性におすすめのコーナーなどがあれば教えてください。
ヴィレ全「個人的には、ヴィレヴァンのBLコーナーはかなりおすすめです。棚に入りきらないほど、BL本のラインナップが充実しているお店が多いです。書籍の量も多く、ただ本棚を見ているだけでも、店員さんのBLに対する熱量が伝わってきます。
ポップも非常に丁寧で、1冊をじっくり読み込まないと書けないような内容になっています。作品の魅力を1つずつ手書きで書いて貼ってあることも多いです。BLコーナーは店員さんの個性がしっかり出ているので、ぜひチェックしてほしいです。お気に入りの1冊を見つけるのも楽しいと思います」
「BLの本棚やポップ類からは、店員さんの熱量が伝わってきます」
※以下出典先で
引用元: ・「最近ヴィレヴァン行かなくなったな~」はもったいない! 熱烈ファンが語る“大人や親子連れこそ楽しめる”理由 [征夷大将軍★]
コメント