2024年現在、世界のムスリム人口は約19億人だが、2030年には約22億人に到達し、世界人口の4人に1人はムスリムという時代が訪れる。当然であるが、イスラム圏の労働人口増加率も高く、中長期的には現役世代のムスリムの占める割合は増加する。つまり、世界における新しいサービスやテクノロジーに関する開発の多くはムスリムの人々によって生産されていくことが想定される。世界経済における市場規模も拡大を続けており、いずれイスラム圏の市場にアクセスできるか否かが先進各国にとって死活問題となることは目に見えている。
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むしろ、東南アジアや中東も含めたイスラム圏において、西側先進国の中で最も有利な立場にある国は日本である。日本は欧米と比べてイスラム圏の国々との対立関係を有していない。日本はキリスト教圏でもなく、国内においてムスリムの人々に対して強制改宗をさせる蛮行におよんでもいない。したがって、一部の排外主義的な動きを除けば、日本はイスラム圏やムスリムの人々との間で欧米ほど深刻な対立関係を持つこともないだろう。イスラムの国々と軍事的に対立することもなく、今後も経済面・文化面を中心とした関係が継続することになる。
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筆者が特に注目している国は中東のサウジアラビアだ。今、サウジアラビアほど日本のコンテンツ文化を積極的に受容して相互協力のもとに発展させようとしているイスラム圏の国は存在しない。サウジアラビアが注力している分野は漫画・アニメである。
同国のインターネットを通じたアニメ視聴者数は2017年で約40万人であったが、2022年には約1300万人に拡大している。サウジアラビアの人口は2024年で約3700万人なので、実に人口の3人に1人以上がアニメ視聴者という計算になる。さらに、驚くべきことに同国の教育省は中高生の学校教育の中にアニメを導入することを決定、その狙いはアニメから人間の成長や道徳心を学ぶというものだ。ソフトパワーが持つ影響力は精神性の伝播にあるが、それが厳格なイスラム教が適用される中東の地で花開いていることには驚く。
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著しい少子高齢化によって衰えた日本が再び大国として躍進するためには、爆発的に人口が増加するイスラム圏の人々と友好関係を構築することが重要だ。日本に彼らが持つ若さと勢いを取り込むことは、日本の中長期的な発展に欠かすことができないものとなるだろう。
しかし、厳格な宗教意識を持たない日本人とイスラム教に従うムスリムの人々の間には、文化的な溝があることも否定できない。今後、人的交流が増えていく中で、さまざまな課題が顕在化していくことも予想にかたくない。
だからこそ、その際の共通基盤として、アイドルやアニメなどの日本から発信される娯楽コンテンツによるソフトパワーは重要な位置づけを持つ。また、われわれ日本人にとっても異文化を吸収するためには、自国の娯楽コンテンツを通じたやり方のほうが容易である。
イスラム圏が日本の娯楽コンテンツであふれかえる世界、そのような楽しい世界の状況を作り出すことが実は日本の次代の繁栄の礎になるだろう。
全文はソースで
https://news.yahoo.co.jp/articles/379184514006552bb26011eeb919a849b87831fb?page=1
引用元: ・「キャプテン翼」で3人に1人がアニメオタクに…中東の大国が「アメリカより、中国より、日本」を選ぶ理由 [11/27] [昆虫図鑑★]
別にその他の連中を相手にしたら良くね。
4人に1人がムスリムなら
4人に3人はそれ以外なんだから。
サッカーだめだよ
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