自然免疫は幅広いウイルスを排除する機能があり、将来的にあらゆる呼吸器系の感染症に対応できる「夢のワクチン」の開発につながることが期待されるという。
同社によると、自然免疫を活性化させるワクチンは世界でも実用化された事例はないという。
従来型のワクチンは、予防したい感染症のウイルスなどを体内に入れ、異物として記憶させて免疫(獲得免疫)を作成。2度目以降の侵入時に攻撃、排除する仕組みだ。
効果を発揮するのは予防対象のウイルスのみとなり、未知のウイルスや変異したウイルスなどには即座に対応できない。
一方、自然免疫は外部から侵入したウイルスを異物として認識し、最初から攻撃する。その対象も狭く限定されないため、ワクチンに活用できれば1回の接種であらゆる呼吸器の感染症に対応できるとされる。
キリンHDによると、プラズマ乳酸菌は免疫における司令塔「プラズマサイトイド樹状細胞(pDC)」を活性化させ、免疫細胞全体が強化されるという。
テストは動物を対象に実施。呼吸器感染症のウイルスは鼻腔周辺で増殖するといい、鼻からプラズマ乳酸菌を接種した場合が、最もpDCの活性化につながることが判明した。
鼻腔細胞内のpDCの割合や抗ウイルス遺伝子の量が6時間後には急増した上、効果も24時間後まで維持されるなど、即効性と継続性を併せ持つことが分かった。
https://www.sankei.com/article/20241118-FIPR2Y4U3FNLPLDCAWJGAQ4XQA/
「乳酸菌L.ラクティス プラズマ」の経鼻接種によって新型コロナウイルスおよびインフルエンザウイルスへの感染防御効果を確認
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001097.000073077.html
引用元: ・【キリンホールディングスと国立感染症研究所の共同研究】プラズマ乳酸菌にコロナやインフルエンザ抑制効果
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