
引用元: ・1600年前に伽耶人が作った水路を発見 水漏れもないほど精巧だった [662593167]
1600年前に伽耶人たちが掘った水路が初めて明らかになった。当代の職人と兵士が石を運び、丹念に継ぎ目を合わせて組み上げた精巧な排水路だ。 国立伽耶文化財研究所は、5~6世紀の伽耶小国「阿羅伽耶(アラカヤ)」の王城跡と推定されてきた慶尚南道の咸安郡伽耶邑伽耶里(ハマングン・カヤウプ・カヤリ)586番地一帯の伽耶里遺跡(国家史跡)を発掘調査した結果、当代の土城の跡と土城内外をつなぐ長さ16.5メートルの人工水路(排水施設)跡を発見したと11日発表した。伽耶関連遺跡で形が明確な排水路施設が発見されたのは初めて。
発見された水路は幅1~3.5メートル、長さ16.5メートルに達する。城の内側の狭く窪んだところ(谷間地)に集まる水を城の外に排出する用途とみられる。城壁を通過する部分では、蓋石で覆えるように地中に埋めた水路である暗渠の幅を1メートルほどに狭くした。これに比べ、城壁の外に続く部分は蓋石なしで幅が最大3.5メートルまで広がるラッパ状になっている。研究所側は「水が流れる速度を遅らせるために考案した仕組みと推定される。土城が位置した土地の形を綿密に調べ、排水システムを構成した伽耶人の土木技術力が実感できる」と評価した。
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