https://www3.nhk.or.jp/news/html/20241107/k10014631431000.html
2024年11月7日 13時59分
衆議院で与党が過半数を割り込む中、自民党と立憲民主党の国会対策委員長が会談し、自民党は17ある常任委員長のうち、政府の予算案を審議する重要ポストである予算委員長を含め、野党側に8つを配分することを提案し、合意しました。予算委員長は、立憲民主党に割りふられることになりました。
11日に召集される特別国会をめぐっては、野党側が衆議院選挙の結果を踏まえ、国会運営の要である議院運営委員長を含むより多くの委員長を割りふるよう求めたのに対し、与党側は難色を示し、会期を含めて与野党が折り合わない状況が続いていました。
こうした中、自民党の坂本国会対策委員長と立憲民主党の笠国会対策委員長が会談し、坂本氏は、17ある常任委員長のうち、政府の予算案を審議する重要ポストである予算委員長を含め、野党側に8つを配分することを提案し、笠氏は受け入れました。
また、議長は比較第1党の自民党、副議長は比較第2党の立憲民主党から選出するとともに国会運営の要である議院運営委員長は、自民党に割りふることを確認しました。
特別国会の会期をめぐっては、坂本氏ができるだけ早期に臨時国会を召集し、予算委員会で十分な審議を行うことなどを前提に4日間にしたいという考えを伝え、合意しました。
衆議院で与党が過半数を割り込む中、自民党は円滑な国会運営に向けて、常任委員長の配分で野党側に譲歩した形となり、予算委員長は、立憲民主党に割りふられることになりました。
これに先立って、立憲民主党など野党7党の国会対策委員長らが会談し、臨時国会が開かれた場合は、政治改革で充実した議論を行うとともに、政治倫理審査会を開催する必要があるという認識で一致しました。
自民 坂本国対委員長 “国会のスムーズな運営として提案”
自民党の坂本国会対策委員長は、記者団に対し「今回の選挙での国民の審判をしっかり受け止めていくと同時に、国会でしっかりした委員会運営をしていかなければならない。物価高に対する経済対策のための予算措置を行う一方、政治とカネの問題が今回の選挙の大きな争点の一つでもあった。こうしたことをすべて考えた結果、国会のスムーズな運営として野党側の要求を受け入れ、こちらから提案した」と述べました。
立民 笠国対委員長「熟議の国会の象徴的な委員会に」
立憲民主党の笠国会対策委員長は、記者団に対し「すべての閣僚が出席する予算委員会なので、役割は大変重く、熟議の国会の象徴的な委員会になるよう運営していきたい。与野党が伯仲する中、お互いに真摯(しんし)な議論をして初めて結果を出していける。これがまさに国会の緊張感であり、政治への信頼を回復していけるような運営や改革をしていきたい」と述べました。
維新 藤田幹事長「選挙結果受けた大きな変化」
日本維新の会の藤田幹事長は記者会見で「私たちはポスト争いのようなことに意地の張り合いをするつもりは全くないが、一つ一つの国会運営に緊張感を持ち、パフォーマンスではない真剣勝負が日々行われるようになることは選挙結果を受けた大きな変化だ」と述べました。
引用元: ・衆院予算委員長は立民 [少考さん★]
じゃなくて空転する未来が見える
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