日本のHIV感染、「ゲイコミュニティーで予防への関心低くなっている」専門家が危機感

引用元: ・専門家「日本のホモ界でエイズ予防の関心が低くなっててヤバい」 [478973293]
HIV感染やエイズ患者が報告されると、エイズパニックという社会現象も起こった日本。HIV新規感染者数は、2013年をピークに減少傾向にあるが、果たして落ち着いている状況と言えるのだろうか。新宿二丁目で予防啓発活動に取り組む団体の理事長は「予防への関心が低くなっている」と危惧する。(中崎太郎)
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日本エイズ学会理事で社会学の研究者でもある岩橋恒太さん(40)は「治療薬は良くなり、支援策も進んだ。一方でゲイコミュニティーの中でも予防への関心が低くなっている」と危惧する。実際、HIVに感染しても気づくのが遅れ、エイズが重症化する例は多い。
岩橋さんは、アジア最大のゲイタウンと言われる東京・新宿二丁目で20年以上にわたり、エイズ予防や啓発活動に取り組んでいる団体「akta」の理事長も務める。aktaでは「二丁目にエイズの問題があることを可視化する」ために、毎週金曜日にユニホームを着た「デリバリーボーイズ」がバーやクラブを回り、コンドームやチラシを配布する活動を続ける。
HIVの感染リスクが高いとされるのが、男性と性交渉する男性。だが、HIV検査を受けたがらない人が新宿二丁目にもいる。理由を尋ねると「陽性だと知ったら、死ぬのではないかと怖くなる」「陽性だったら仕事や学業を続けられなくなるから」と答えることが多いという。
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