自民・林芳正氏が再選確実　伊藤博文氏らを破る

　衆院選山口3区は自民前職で官房長官の林芳正氏（63）が、維新新人で合同会社代表の伊藤博文氏（55）らを破り、再選を確実にした。

　山口県内の小選挙区は今回の衆院選から「10増10減」の区割りが適用され、4から3に減った。林氏は前回2021年衆院選で旧山口3区（宇部市など）に参院議員からくら替えして初当選。今回の新3区には林氏の地盤で、県内最大の人口を誇る下関市が加わった。

　一方、下関市は22年7月に殺害された晋三元首相も地盤としており、下関市を含む旧4区で議席を維持してきた。下関市では中選挙区制時代、林氏の父義郎氏と氏の父晋太郎氏が激しい戦いを繰り広げた経緯がある。