https://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20241024/3000038106.html
10月24日 18時56分
地球温暖化による気候変動で熱中症などの命の危険にさらされているとして、10代から20代の若者たちが主な火力発電事業者に対し、二酸化炭素の排出量削減を求めた裁判が、24日、名古屋地方裁判所で始まり、事業者側はそれぞれ「原告らに将来の排出量削減を訴えることができる資格はない」などとして訴えを退けるよう求めました。
気候変動の問題に関心のある愛知や東京など全国の中学生から29歳までの16人は、地球温暖化による気候変動で熱中症などの命の危険にさらされているほか、部活動などが制限されているなどと主張し、発電事業者の「JERA」や主な電力会社など10社に対し、二酸化炭素の排出量を2035年には2019年より65%以上削減することなどを求めています。
24日から名古屋地方裁判所で裁判が始まり、原告側は、若者は生涯にわたってより深刻な気候変動の影響を受けるとしたうえで、「事業者は原告らの人権を尊重するため、二酸化炭素の排出量を削減する義務がある」と改めて主張しました。
一方、事業者側はそれぞれ「二酸化炭素の排出行為は現時点で不法行為と評価できない。原告らに将来の排出量削減を訴えることができる資格はない」などとして訴えを退けるよう求めました。
【原告「いま対処しなければいけない問題」】
24日の裁判で意見陳述した、原告の1人で福島県に住む佐藤愛晴さん(18)は会見で、「地元の山形でもことし7月、記録的な大雨が降り、被害が出ました。地球温暖化というのはいま対処しなければいけない問題で、いま適切な行動をとらなければ、将来の私たちの生活や、子どもや孫世代への影響も甚大だと裁判で伝えることができたと思います」と話しました。
引用元: ・若者が気候変動の危険訴えた裁判 事業者側は退けるよう求める (名古屋地裁) [少考さん★]
もっと生産的合理的なやり方考えんのかな、と
コメント