サッカー人気衰えずといった感じだが、バーレーン(5―0)、サウジアラビア(2―0)と不気味な中東勢に敵地で気持ちよく連勝した、前の2試合は地上波中継はなかった。
ホームに戻ってやっと地上波で見られたと思ったら、ともにオウンゴールでの得点とはファンもがっかりだろう。
「あのゴールはすごかったとかイケメンでかっこいいなどと地上波でやるからこそ話題になり、サッカー人気にもつながる。せっかくの地上波なのに皮肉だった」と関係者は苦笑いした。
放映権料が高騰し、深夜でスポンサーのつきにくいアウェー戦の地上波中継は、前回W杯予選からなくなり動画配信の一手販売。
といって見たければ金を払えばいい、で済む話でもない。Jリーグは見なくても日本代表の試合は必ず見ていた、というファンにも簡単に届かないものになりつつある。
コアなファンだけではない。ひところは老若男女が何人か集まれば「本田だ、香川だ」とサッカーも話題のひとつになった。
日本代表の試合が地上波ですべて放送され、名前や顔がインプットされたからだろう。
サッカーだけでない。野球、相撲、プロレス…。戦後のスポーツの隆盛はテレビとともにあった。ボクシングもしかりだったが、こちらはテレビではさっぱり見かけなくなった。
前週は、WBA世界バンタム級タイトル戦で挑戦者の堤誠也が王者・井上拓真に判定勝ちするなど、2日間で7つの世界戦が東京・有明アリーナで行われた。
ボクシング転向5戦目の那須川天心のアジア・パシフィックバンタム級王座決定戦を含めて8大タイトル戦。スポーツ紙では国内史上最大級の〝ボクシング祭り〟として大々的に報じていたが、例によってテレビ中継はなく動画配信のみだった。
ボクシングが地上波から姿を消して久しい。井上尚弥という不世出のスーパースターを擁し、業界としては潤ってはいるのだろうが、世の中的にはふだんの会話でボクシングが話題になることはまずない。
見たい人が見ればいい。果たしてそれでいいのだろうか。たとえば街ですれ違っても世界王者に誰も気が付かないのでは、あまりにも寂しい。
このまま見(られ)る人と、見(られ)ない人との二極化が進めば、ボクシングは遠くなるばかりだろう。サッカーにも、そんな兆候が見え始めたのは気になる。
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引用元: ・【サッカー「見たい人が金を払えばいい」でいいのか】サッカーにもボクシングと同じ兆候、ふだんの会話で話題になることはまずない・・・地上波で中継はなく動画配信
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盛り上がってんの「賭博」絡みの人間だけなんじゃない?
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