https://news.yahoo.co.jp/articles/d3e596f4a54d618606bfff0d55b745b601a144c3
首都圏を中心に8月以降、高齢者が暮らす戸建て住宅などを狙った強盗事件が相次いでいる。
複数人が窓ガラスを割って侵入し、住人を緊縛する手口が目立つ。こうした犯罪から身を守るにはどうすればいいのか。専門家は、防犯グッズの活用や個人情報の管理が大切だと指摘する。
一般社団法人日本防犯学校の梅本正行学長は、自宅を標的にされないようにする対策の重要性を強調する。周辺で不審な車や人を見掛けたら警察に積極的に相談するなどし、「『犯罪に目を光らせている』と(強盗集団に)思わせないといけない」と語る。
自宅敷地に不審者が侵入した場合、すぐに把握できる環境も大切だ。梅本学長は「植栽を伐採して見通しを良くすることは効果的だ」と指摘。防犯カメラや、来訪者に反応して点灯するライトを強盗の目に入るような位置に複数設置することも対策になるという。
窓のサッシに取り付けて侵入時に開けにくくする補助錠や、窓ガラスを割れにくくする防犯フィルムの活用を推奨し、「命を守るための対策をするべきだ」と訴える。
立正大の小宮信夫教授(犯罪学)はアンケートなどで個人情報を明かしたり、自宅や所有する車の画像をSNSに投稿したりすると、知らぬ間に資産状況を把握されてしまう可能性があると指摘する。
「防犯カメラなどのハード面の対策は最後の手段だ」と話し、まずは個人情報を安易に知られないように気を付けるべきだと警鐘を鳴らす。
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