https://news.yahoo.co.jp/articles/ab23176cd8262d266984e2fdfe9437e8a0781937「できないことを安請け合いしていませんか?」
そう語るのは、起業家・UUUM創業者である、鎌田和樹氏だ。2003年に19歳で光通信に入社。総務を経て、当時の最年少役員になる。その後、HIKAKIN氏との大きな出会いにより、29歳でUUUMを設立。「ユーチューバー」を国民的な職業に押し上げ、「個人がメディアになる」という社会を実現させる。2023年にUUUMを卒業後、初となる著書『名前のない仕事 ── UUUMで得た全知見』では、その壮絶な人生を語り、悩めるビジネスパーソンやリーダー層、学生に向けて、歯に衣着せぬアドバイスを説いている。この記事では、本書より一部を抜粋・編集し、これからの時代の「働く意味」について問いかける。
引用元: ・「できないこと」を言われたとき、「本当に仕事ができる人」はハッキリと何と返す? [662593167]
UUUMに所属したいと思って来てくれるクリエイターが増えていきました。
彼らは、
「やっぱり個人だけでは限界があります。もっと、大きなことや幅広くいろいろなことにチャレンジしたい」
と言ってくれて、僕たちの元に来てくれました。 そんな中で、僕らも「できること・できないこと」がありました。
どんな組織でも、苦手なことは絶対にあると思います。
だから、UUUMに所属してもらっても、あとから「やっぱり無理でした」となりそうであれば、お断りすることもありました。
せっかく所属してもらっても、そのクリエイターの「やりたいこと」が叶わなかったら、お互いに嫌な気持ちになるだけです。
UUUMでは、「できない仕事は受けない」ということを決めていました。
どんなにお金を積まれようが、受けないものは受けない。
どんなに魅力的なクリエイターでも、僕らの力では伸ばせないタイプもいるのです。
たとえば当時は、「海外で活躍したいんです!」という人がいても、その部分は得意ではありませんでした。
だから、ハッキリと、「それはうちじゃないですね」と伝えるようにしていました。
失敗することが先にわかっている仕事はしなかった。
逆にいうと、「やりたいことができるから、UUUMに所属したい!」と言ってくれたクリエイターは、その後がスムーズです。
クリエイターもバディも、「じゃあ、そのやりたいことを叶えていきましょう!」という共通認識が生まれるからです。
そうすると、日々のコミュニケーションも必然的にズレることがない。
「じゃあ、ユーチューブの再生回数を上げましょう」
「チャンネル登録者数を100万人にしましょう」
と、前向きな会話が増えていくのです。
同じ方向を見ている人たちが集まれば、無限に会話が生まれます。
組織を大きくするにあたって、その前提だけは揃えるようにしたのです。
ここで質問です。「できないことを安請け合いしていませんか?」
これは、日頃のコミュニケーションにおいて、あまりに多いことです。
もちろん、「もう少し頑張ればできること」であれば、まず受けておいて必死に間に合わせればいい。
ただ、それはずっとは続かないことです。
自分ができることを考えて、さらに予定を見積もった上で、「できない」と思ったときは「できない」と最初に言うことは、本当は親切なことです。
ヘタに相手に期待させると、それが叶わなかったとき、大変なことになります。
その場だけ相手を喜ばせるようなことは、絶対に言わないようにしましょう。
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