2024.10.17松尾 晋一長崎県立大学教授
江戸時代の裁きの記録で現存しているものは、現在(2020年5月)、たった3点しか確認されていない。その一つが、長崎歴史文化博物館が収蔵する「長崎奉行所関係資料」に含まれている「犯科帳」だ。
3点のうちでもっとも長期間の記録であり、江戸時代全体の法制史がわかるだけでなく、犯罪を通して江戸社会の実情が浮かび上がる貴重な史料である。
この「犯科帳」を読むと、江戸時代の犯罪者がどんな刑罰を受けていたのがが詳細にわかる。
【本記事は、松尾晋一『江戸の犯罪録 長崎奉行「犯科帳」を読む』(10月17日発売)より抜粋・編集したものです。】
「死罪」は、辱めを受けるかどうかの二種類
https://gendai.media/articles/-/139200
引用元: ・【犯科帳】 市中引き回し、ためし斬り、陰茎切り…「江戸時代の刑罰」は「身分」によってどう違っていたか
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