戦時中に製造された「幻の貨幣」が、京都で大量に発見されました。一体、どこに眠っていたのか?
https://news.yahoo.co.jp/articles/d9389cf866141c0dfcd7cf2284002bdd1d76d323
引用元: ・骨董品市場では5億円の価値!『幻の貨幣』50万枚発見 [662593167]
「壱」の文字が刻まれ、茶色い表面には、「富士山」や「桜」が描かれています。コインのようにも見えますが、実はこれ、土でできた「幻の貨幣」とも呼ばれるものなのです。
「感謝状、『株式会社松風』殿、当時の様子を伺うことができる貴重な資料になります」
「ありがとうございます」
大阪の造幣局では10月16日、この貨幣を発見した企業に感謝状が贈られました。
今回、見つかったその数は、なんと50万枚!!
【造幣局 後藤健二理事長】「製造から80年近くたって、これだけの物が残っているということに、正直申し上げて私も驚きを禁じえませんでした」
「幻」だったはずが、一挙に50万枚も見つかるとは一体、どういうことなのか?
この世紀の大発見をした京都の企業を訪ねました。
「株式会社 松風(しょうふう)」は、歯の治療で使われる機器などを製造・販売しています。そんな会社に、なぜ「幻の貨幣」が眠っていたのか…。
【株式会社松風 岩崎滋文総務部長】「弊社の関連会社になるんですけれども、『松風工業』という会社がございまして、そちらの方で製造していた」
「当時の社長が当時の政府に対して、『金属が不足するので、陶器でお金を作ってはどうか』といったことを進言したという記録も残っております」
■不足した金属の代わりに「陶器」を…しかし
京都・愛知・佐賀の3カ所で生産された
「幻の貨幣」の歴史は、今から80年前にさかのぼります。
日本国内では戦争の影響で金属が不足し、他の材料で貨幣を作ることができないか研究されていました。そんな中で白羽の矢が立ったのが「陶器」でした。
検討の結果、京都・愛知・佐賀の3カ所で生産することに。輸出用の陶器の皿などを製造し、高い技術を誇っていた「松風工業」が京都での生産を請け負ったのです。
実際に国内では、1銭、5銭、10銭の3種類、1500万枚が製造されましたが、流通前に終戦を迎えました。
破棄することが決定したため、現存するものはほとんどなく、陶貨幣は「幻」となったはずでしたが、社内ではまことしやかに伝わる“噂”があったといいます。
【株式会社松風 岩崎滋文総務部長】「どこか土地の中に埋まっているんじゃないかと。そういったことも噂話ではあったんですけれども、やっぱり土地を掘り返すというのはなかなかできないので」
まるで「埋蔵金伝説」のような噂話は、2023年の8月に現実のものとなります。
相場を考えろ
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