松井秀喜氏、ポストシーズンで苦闘続く後輩ジャッジ思いやる「色んなことを背負いながらプレーしてるんじゃないか」
巨人、ヤンキースなどで活躍した松井秀喜氏が12日(日本時間13日)、ニューヨーク州郊外で、子どもたちを対象にした恒例の野球教室を開催した。
打撃投手として熱血指導を行った後、デモンストレーションでは2本の豪快なホームランを放ち、喝采を浴びた。巨人とヤンキースのダブル・チャンピオンを願って、古巣愛に満ちた熱いエールを送った。
この日、ア・リーグの地区シリーズ第5戦でガーディアンズがタイガースを破り、リーグ王者決定戦進出を決めた。14日(日本時間15日)からヤンキースの本拠で開幕する。
大谷翔平投手と山本由伸投手が所属するドジャースと、千賀滉大投手が所属するメッツによるナ・リーグのリーグ王者決定戦は、その前日の13日(同14日)に開幕する。メッツでは千賀の先発が発表された。
大谷への期待を質問された松井氏は「それはね、皆さんが楽しんでください。皆さんが応援したい選手を応援すればいいしね。私はもちろんヤンキースを応援していますしね。個人的に応援してる選手もいるし、それぞれが(MVP候補者を)思いながら、見るのが楽しいんじゃないですか」とヤンキース愛を強調した。
ヤンキースは地区シリーズを順当に3勝1敗で突破。そんな中、ジャッジの状態が上がってこない。4試合で13打数2安打で長打は二塁打1本のみ。ポストシーズンではキャリア通算48試合13アーチ。WS制覇経験がなく、10月のジャッジは別人とやゆする声もある。
「彼しか分からないことです。彼の中で何が起こってるかということは。ヤンキースはすごく優秀なメンタル・トレーナーがいますし、技術的なことかもしれないし。テレビで見てる感じでは分からないですけどね。でも自分が打たなきゃ、と思うのは当然だと思いますよ。立場がやっぱり自分とは違うから。僕は色んなすごい選手がいた中での自分だった。彼はやっぱりヤンキースの象徴的な存在なので。そういう色んなことを背負いながらプレーしてるんじゃないですかね」
松井氏は6度のポストシーズンを経験した。ワールドシリーズを2度経験し、09年には優勝しMVPに輝いた。
「当時のヤンキースは、プレーオフに行って当たり前みたいな感じ。プレーオフは、あるものだと思ってシーズン中からプレーしていました。それが当たり前になってくるんで。緊張状態ではあるんでしょうけど、ある意味、当たり前になってくる。自分は準備や気持ちはあまり変わらなかったですけど。その時期になると、それが当たり感じだったような気がます。もう20年位前の話ですが。皆さんは2009年のことを言ってくださいますけど、自分が打てずに負けた試合の方が、いまだに(記憶に)残っています。そういうもんです」
「日本のファンの方に、怒られるかもしれないですけど、ヤンキース応援しますよ。正直なところ」と話す松井氏は「ヤンキースが勝ってほしいなと思うだけで、相手はどこでも、もちろんいいです」とワールドシリーズでの希望カードには触れなかった。メッツとのサブウェーシリーズになれば2000年以来24年ぶり、ドジャースとの東西名門対決になれば、1981年以来43年ぶりになる。
引用元: ・【MLB】松井秀喜氏、ポストシーズンで苦闘続く後輩ジャッジ思いやる 「色んなことを背負いながらプレーしてるんじゃないか」 [冬月記者★]
WBCも出なかったし
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