引用元: ・超大型ハリケーン「ミルトン」が襲来、フロリダ州が消滅、世界中の損害保険会社が倒産の危機に [422186189]
米大型ハリケーン、再び上陸 保険損失は最大15兆円【ヒューストン=花房良祐】大型ハリケーン「ミルトン」は米東部時間9日夜(日本時間10日午前)、南部フロリダ州に上陸した。
車で避難する住民がガソリンスタンドに殺到し、ガソリン不足が深刻化している。
米南部は9月末にも大型ハリケーン「ヘリーン」が直撃したばかりで地域に大きな打撃を与えそうだ。
6割のガソリンスタンドで売り切れ格付け会社モーニングスターDBRSは、ミルトンがもたらす保険損失は600億~1000億ドル(8兆9000億~14兆9000億円)にのぼるとの推計を示した。米国で最悪級の自然災害となる可能性がある。
ミルトンはフロリダ州西部に上陸後、半島を横断して大西洋に抜けるとみられる。バイデン大統領やデサンティス州知事は早急に安全な場所に移動するよう住民に呼びかけている。米海洋大気局(NOAA)は「避難できる時間は終わりに近づいている」と警告した。
米CNNはフロリダ州タンパ周辺にある6割の店舗でガソリンが売り切れになったと伝えた。州全体では2割の店舗で売り切れたという。
米国は車社会のため、車で避難しようとガソリンスタンドに殺到したようだ。自宅に残ることを決めた人も長期停電に備えて非常用発電機の燃料を買いためた。
フロリダ州には製油所がなく、石油製品を州外から調達する。交通の混乱が予想されるなかで供給不足を見越した「パニック買い」が起きたとの報道もある。
逃げてんじゃねーよ
海岸から10キロ離れても洪水リスクミルトンは、東部時間9日午後5時(日本時間10日午前6時)時点で、5段階で3番目に強い「カテゴリー3」の勢力に分類されている。9日朝時点の最大風速は時速249キロメートルで一番強い「5」の基準をわずかに下回った。
気象当局によると、「4」だと木や標識が倒れ、建物の屋上や窓に深刻な被害を及ぼす。海抜約3メートル以下の地域は海岸から約10キロ離れた場所でも高潮・洪水の可能性がある。
米国ではハリケーンを最大風速などに応じて勢力を測る。「1」は時速119~153キロ、「2」は177キロ以下、「3」は208キロ以下、「4」は251キロ以下、「5」は252キロ以上だ。カテゴリー3~5は「大型ハリケーン」に分類される。
ハリケーンは通常、上陸後に勢力を落とす。ただ、カテゴリーが低くても被害が大きくなる可能性はある。230人以上が死亡したヘリーンは9月末にフロリダ州に「4」として上陸後、勢力を落としながら北上。大雨でノースカロライナ州の内陸部にも深刻な被害をもたらした。
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