2014年にも、中毒性によりリピート客を得ようと考え、アヘンを麺に混ぜた麺料理店の店主が、10日間勾留されている。客の26歳男性が麺を食べた後、偶然に警察官の麻薬検査を受けたことで発覚した。
中国の食品業界をめぐっては、身近な動物を食材として販売しようとした例も報じられている。2017年の中国・江蘇省九江で、ある男が500匹の猫をレストランに売ろうとしていた事件が発覚した。
男はスズメやペットの鳥をおとりに使い、野良猫やペットの猫をおびき寄せては捕まえていたと報じられている。多くの猫がケージに入れられ、小型トラックの荷台に詰め込まれていた。米ワシントン・ポスト紙は発見当時、暑さで死にかけの状態だったと報じている。男は常習的に、1匹あたり30元(約620円)ほどで猫を売っていたという。別の男性が、自分のペットが盗まれたと警察に訴えたことで逮捕につながった。
猫ではなく、ネズミを食肉として出荷していた事件も過去に起きている。2009年から2013年まで、ネズミ肉を羊肉として販売していた大規模な食品偽装事件が起きていた。
中国公安部の発表によると、ネズミ、キツネ、ミンクの肉が羊肉として偽装され、上海や江蘇省の無錫市で販売されていた。事件の発覚後、10トン以上の偽装肉が押収されている。押収された肉は、ゼラチン、カルミン酸、硝酸塩が混ぜられ、味や食感を羊肉に似せて加工されていたという。英BBCによると、900人以上が逮捕される大規模なスキャンダルとなった。
コスト削減のため下水から油をくみ上げたり、傷んだ食材を隠すために下痢止めを混ぜて客に提供したりと、常識で考えられない行為が日常的に行われている。毎年のように不正が発覚しては報じられている現状を鑑みるに、明るみに出ていない不衛生な慣行は、まだまだ広く行われていると考えざるを得ない。
詳しくはこちら(抜粋)
https://news.yahoo.co.jp/articles/5e19957144c2c374b80101287d975dc006356d76
引用元: ・【中国】下水から食用油を作り、腐った食材は"下痢止め薬"で味付け…海外メディアが報じた中国料理店の呆れた実態
まるで安全な食の時代があったかのような文言
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