立民・野田代表、政治資金問題巡り首相追及 「脱税疑い」

2024年10月6日 17:30 (2024年10月7日 13:35更新)

衆院本会議で石破首相に質問する立憲民主・野田代表（7日）

石破茂首相の所信表明演説への各党の代表質問が7日午後、衆院本会議で始まった。野党は自民党の政治資金問題を巡る対応などについて首相の考えをただす。

立憲民主党の野田佳彦代表が最初の質問に立った。政治資金問題をめぐり「組織ぐるみの『裏金づくり』は政治資金収支報告書の不記載の問題ではなく脱税の疑いすらある」と主張した。自民党総裁である首相に党としての再調査を求めた。

首相は6日、政治資金収支報告書への不記載に関して党の処分を受けた一部議員を衆院選で公認しないなどの方針を発表した。野田氏は「大半が公認される。本当に国民の理解を得られるか、よく考えほしい」と追及した。

通常国会で成立した改正政治資金規正法を「中身もスカスカだ。天下のザル法で『天ざる』と呼んでいる」と評した。政策活動費や企業・団体献金の禁止などの実現を要求した。

野田氏は能登半島の豪雨被害対策に充てる補正予算の成立を急ぐべきだと唱えた。首相は予備費で対応すると説明してきた。

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