漁獲量の低迷で価格が高騰している「ウニ」を密漁したとして、男3人が漁業法違反の疑いで逮捕・起訴されました。
【画像】犯行に使用された潜水器・漁具など
逮捕・起訴されたのはいずれも佐賀県唐津市に住む▼会社員の男(65)▼漁業手伝いの男(56)▼自営業の男(64)の3人です。
3人はことし8月7日夜半から8日早朝にかけて、長崎県海域で小型船と簡易潜水器具を使い、無許可で「ウニ」少なくとも35.2キログラム(約65万円相当)を密漁した漁業法違反の疑いが持たれています。
「ウニ」漁をするためには漁協への所属と県の操業許可が必要ですが、3人はいずれも満たしていませんでした。
唐津海上保安部によりますと、3人はことし5月下旬から8月上旬にかけて密漁を繰り返し、およそ650キロ・1200万円相当のウニを水揚げし「板ウニ」に加工、県外の市場に出荷して利益を得ていたということです。
3人は調べに対し「生活費や遊興費を稼ぐために密漁に及んだ」などと話しているということです。
唐津海上保安部によりますと、ウニは近年磯焼けなどの影響で漁獲量が減っており、漁業者が種苗の生産や放流などを含め藻場の再生に取り組んでいますが、価格高騰を背景に密漁による資源の枯渇も深刻な問題になっているということです。
乱獲を防ぐため、原則《日中に素潜り》で行うことがルールとされていますが、3人は1回およそ1時間空気が持つボンベを背負って海に入る「潜水器密漁」を繰り返していたということです。
唐津海上保安部では密漁を取り締まるため、佐賀県玄海水産振興センターの取締担当部門と共にパトロールを続けていました。
3人は9月13日に逮捕され、10月4日に起訴されました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/43500b38880428a11489fb86ed00ae334fe2a22e
引用元: ・価格高騰のウニを密漁 1200万円分を《板ウニ》に加工し出荷 空気ボンベ背負い乱獲か 男3人逮捕・起訴 [114497724]
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