https://www.tokyo-np.co.jp/article/358479
2024年10月5日 06時00分
東京都品川区議会で、最大会派の自民党が、本会議での議員の「討論」に制限をかける提案をした。「委員会で一度論じたことを、本会議の討論で重複して主張するケースがある」などと説明。議事が長引かないよう国会などでも時間制限はあるが、他会派や有識者からは「一部議員でつくる委員会より本会議での議論が大事だ」と批判が噴出している。(佐藤航)
◆本会議討論は委員会審査への冒瀆?
討論は地方議会などの審議手続きの一つで、採決前に議案や請願、陳情への賛否と理由を述べる。議案などを審議する委員会、本会議の両方で行われる。
8月29日。本会議の討論に制限をかけるべきだという提案が、品川区議会の議会運営委員会になされた。
自民党会派から討論制限の提案がされた品川区議会の議会運営委員会=9月18日、東京都品川区で
提案した自民の小芝新区議は、委員会で討論された議案が、本会議の討論で再び取り上げられることについて「委員会審査への冒瀆(ぼうとく)や軽視につながる」などと主張。2分間を例に示し「一定の時間制限を設ける」「当該の議案などを審査した委員会の議員は討論できない」などの案を示した。
これに対し、他会派は猛反発している。弁護士で日本維新の会の松本常広区議は「委員会はあくまで予備的な審査であり、本会議で議論するなというのは意味が分からない」と指摘。無所属の柳沢聡区議は「発言機会が少ない少数会派や無所属議員への言論弾圧だ」と訴える。
◆1年間で10分以上の討議は4件、これって多い?
区議会事務局によると、昨年6月~今年7月の計5回の定例会の本会議で、討論が10分以上に及んだのは4件。多かったのは5~10分の30件で、5分未満が4件だった。時間制限が必要なほど、討論が長引いている状況ではない。
この提案を反対派区議が交流サイト(SNS)で発信すると、一般市民から反対意見が続出。自民は「2分」とした時間制限の例を取り下げた。ただ、小芝区議は「細かいルールを示し、丁寧に説明したい」と話し、提案自体を取り下げる考えはないという。
◆識者「むしろ本会議軽視ではないか」
今後も、議運委か全区議が出席する全員協議会などでの議論が続く見込み。制限を提案した自民会派は全議員40人のうち9人で、維新や共産党の会派など15人ほどが「制限の必要はない」と反対の姿勢を明確にしている。
(略)
※全文はソースで。
引用元: ・【東京】品川区議会で大モメ…「本会議の討論は2分でいい」と時間制限を自民が提案 他会派は「言論弾圧」と批判 [少考さん★]
馬鹿じゃねえのか
国会でも同じこと起きてるよね
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