【悲報】世界の評価「イスラエルは成功を収めたが、イランは失敗に終わった」

振り返ってみると、イランは今年４月に戦略上の重大な過ちを犯していた。
300発ものミサイルとドローン（無人機）をイスラエルに向けて発射したものの、事実上すべてが撃墜されるか、あるいは失敗に終わったのだ。
10月１日のイランによる攻撃は発射数こそ少なかったが、より強力だった。
ただこれも過ちのように見受けられる。

イランの狙いは犠牲者を出すことなく力を誇示することだった。犠牲者が出れば、イスラエルからの圧倒的な報復を招く恐れがあるからだ。

　　この時のイランのメッセージは明確だった。
つまり実際の戦争は望まないが、もしそうなった場合に備えてイランの実力を見せつけおくというものだった。
しかし攻撃は逆に弱さを印象付ける結果となった。
イランには力強く反撃するだけの能力も意思も欠けていることが露呈した。

ネタニヤフ首相は先週の国連総会での演説で、
中東を前向きな形で再構築しようとしているイスラエルこそ支持されるべきであり、
それがイラン中枢とその代理勢力の打倒に通じているとの理論を展開した。

　　ネタニヤフ氏の理論には説得力があった。
今のところイスラエルが多くの軍事的成功を収めているのは明らかであり、
イランの体制は国民と地域にとってマイナスであることに疑いの余地はない。

【コラム】イランが報復攻撃で犯した致命的ミス－チャンピオン
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-10-02/SKQ0AST0G1KW00