石破首相が利上げに前向きとの見方は必ずしも正しくない-赤沢再生相
赤沢亮正経済再生担当相は、石破茂首相が日本銀行による「金利引き上げに前向きだと言われるのは、全体の絵として必ずしも正しくない」と述べた。その上で、デフレの完全脱却までは金融政策の正常化を慎重に進めることが必要との見解を改めて示した。2日午前の記者会見で語った。
赤沢再生相は、首相が利上げに慎重なのは「デフレを完全脱却したと思っていないから。私どもがそう思っている間は日銀には慎重にやっていただくということを共有していただきたい」と述べた。早期に首相と植田和男日銀総裁が意思疎通を行い、デフレ脱却最優先の方針を共有したいと強調。一方で、世界的に見て政策金利水準は低いとし、「条件が許せば正常化」が必要とも語った。
植田総裁は、足元で米中など海外経済の不透明感の強まりや不安定な金融市場の動向への警戒感を強めているが、日銀の見通しに沿って経済・物価が推移すれば、政策金利を引き上げて金融緩和の度合いを調整していく方針を表明している。赤沢氏の発言は、正常化を模索する日銀に対し、デフレ脱却を最優先に慎重な金融政策運営を求めた内容と言える。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-10-02/SKPHLET0AFB400
引用元: ・石破「デフレを完全脱却したと思ってない。日銀には慎重にして!」 [135853815]
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