「経済音痴」の批判返上なるか
石破氏は、しばしば「経済音痴」と評されることがあります。当選12回で経験豊富な政治家ではあるものの、得意分野は、防衛と、地方や農業で、農水大臣以外の経済閣僚の経験はありません。
鳥取県の出身であり地方創生大臣も経験したことから、「地方から経済活性化を」とか。「スマート農業で高付加価値化を」といった話は良く聞きますが、
マクロ経済運営で、何か特徴ある主張を積極的に行ったことはあまりないように思います。
強いて言えば、金融所得課税の強化や、法人税の一部引き上げに言及するなど、自民党の指導者の中では、「分配」をより重視する信条なのではないかと見られます。
こうしたことから10月1日にも発足する石破新政権では、経済政策の中心に誰を据えるのかが、最大の焦点です。
石破氏としては、必ずしも得意でない経済政策の立案は一定、経済チームに任せることになるのではないでしょうか。
しかし、経済運営の先行きは、岸田路線継承と言うだけで楽観できるほど、甘い状況ではありません。
「好循環」の実現と、財政健全化という2つの大きなハードルが待ち構えています。
来年の春闘で今年同様の高い賃上げができるかが、まず第一の必要条件。その上で、実質賃金プラスの世界が実現できるかが問われます。
インフレ先行の世の中では、賃金が上がるまでのタイムラグがある上、人によって賃金の上がり方にも大きな差が出るため、その間に必要な家計支援が未だ欠かせません。
また、長らくデフレ経済に慣れた消費者心理の下では、多少の実質所得プラスではなかなか消費増に結び付かないので、需要の増加という真の経済の「好循環」には、なお時間と政策支援が必要になるでしょう。
その一方で、世界的なインフレによって、日本でも「金利のある世界」が戻りつつある中で、財政への目配せは欠かせません。
金利の上昇によって、国債の利払い費が財政を徐々に圧迫することは明らかですし、日本の財政に対する信頼が損なわれると、市場で長期金利が急騰するリスク(=国債価格が急落するリスク)に直面してしまいます。
「好循環」実現までの経済対策に加え、高齢化、子育て支援、防衛費増額、災害対策など財政拡張が避けられない中で、どうやって財政健全化への道筋をつけるかは、相当な難問です。
少なくとも、市場に不安を抱かせない態度を示すことだけでも、大変な作業です。
近く予想される解散・総選挙、そして来年夏の参議院選挙を控え、自転車操業的な政権運営を余儀なくされるので、石破新政権はそこまで考える余裕などないかもしれません。
播摩 卓士(BS-TBS「Bizスクエア」メインキャスター)
引用元: ・【石破茂氏】「経済音痴」の批判返上なるか・・・得意分野は防衛、地方
それは、いいことだろ。
行かなくちゃ
・総務省:10.31%
・厚生労働省第一共済組合:8.4%
・厚生労働省第二共済組合:4.88%
・農林水産省:7.66%
・経済産業省:7.15%
・文部科学省:5.74%
・外務省:4.5%
・防衛省:3.54%
外務省と防衛省を見ろ
危機管理意識の高い人達はちゃんと避けてるんだよ
河野は論外として石破はこの辺どう考えてるの?
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