「庵野秀明氏(64)が脚本、監督を務めた『シン・仮面ライダー』は、池松さん演じる本郷猛と浜辺さん演じる緑川ルリ子のロードムービーでもあり、切ない演技、泣けるラストが大好評でした。
興行収益23億円を記録し、多くのライダーファンを歓喜させた映画の“伝説のコンビ”は実は、来年4月クールに日本テレビ系の連続ドラマで再共演すると言われていたのですが……残念ながら急遽、制作中止が決定したと聞こえてきています」
2025年4月クールの、日本テレビの「土ドラ10」枠。この10月5日からは竜星涼(31)と八木莉可子(23)のダブル主演作『潜入兄妹 特殊詐欺特命捜査官』がスタートするドラマ枠で、池松が主演、浜辺がヒロインのドラマが予定されていたという。
「天才経済学者が、経済弱者を騙すペテン師を騙し返す――そんな“経済”をメインテーマとした、大手出版社から原作本が出ているエンタメ作品を実写化する予定だったといいます。池松さんが、主人公の経済学者を演じる予定だったと見られます。
メインの2人以外では、日本を代表する演技派大御所俳優も起用が決まっていたといい、日テレも相当気合いを入れて臨んでいた作品だといいますね」(前同)
放送は25年4月だが企画は早めに動いていて、クランクインも直前だったとされる。それがなぜ、制作中止になったのか――。
「ドラマの台本の内容を巡って、原作サイド、版元サイドとの話し合いの調整がつかなくなったそうです。放送は半年後ですが、日テレはこの段階での制作中止を判断したといいますね。放送は来春だったとはいえ、クランクインが迫っていたといいますから、出演者のスケジュールの問題もあったのでしょうが……。
ただ、日テレがギリギリまで粘らず、早々に制作中止を背景には、やはり『セクシー田中さん』問題の反省があるといいますね」(同)
日テレは23年10月期に小学館の漫画作品『セクシー田中さん』を実写ドラマ化したが、望まない原作改変の大騒動があり、今年1月に原作者の芦原妃名子さん(享年50)が急逝するというあまりにも不幸な事態となった。
原作者軽視とも思える制作過程が明らかになった日テレには批判が殺到し、同局は今年4月クールに「土ドラ10」枠で予定されていた“小学館の漫画原作のドラマ、一部ではムロツヨシ(48)が主演、西炯子氏の『たーたん』が原作だとも報じられた作品の見送りを2月22日に発表。
代わりに、SixTONES・森本慎太郎(27)主演の『街並み照らすヤツら』が制作されることが3月21日に発表されたが、第1話の放送が約1か月後の4月27日という、タイトなスケジュールの作品となったことは記憶に新しい。
■日テレは7月に「ドラマ制作における指針」を発表
前出の制作会社関係者はこう話す。
「森本さん主演の『街並み照らすヤツら』は、作品として最低限成立はしていましたが、突貫工事で作った感は否めず、視聴率も壊滅的に悪かったですね……。
そして今回、制作中止が決まったという池松さんの主演ドラマは25年4月期ということですが、来年まで調整が続き結果、頓挫してしまっては、また突貫で別のドラマを作る必要に迫られたでしょう。出演者のスケジュール問題もあったのでしょうが、局も早め早めに制作中止を決断したところもありそうです。
そしてそこには当然、7月に発表された同局の“ドラマ制作における指針”の影響もあるでしょう」
7月22日、日テレは『セクシー田中さん』問題の報告書の結果を受けて、漫画や小説の映像化の際、原作を尊重することなどを盛り込んだ「ドラマ制作における指針」を発表。
同指針は映像化に際し、原作者と丁寧にコミュニケーションを取り、ドラマ制作の方向性などについて相互理解を深めると規定されいている。さらに原則として放送1年前には、原作側と制作側で企画について基本合意ができるように努めるほか、契約書の早期締結なども明記している。
引用元: ・【日テレ】池松壮亮×浜辺美波“伝説のコンビ”2025年4月期ドラマが急遽制作中止へ 背景に『セクシー田中さん』問題の反省 [Ailuropoda melanoleuca★]
原作者と日テレの話し合いが合わないと言うか日テレ側が脚色したりして対応が悪いと言うのが製作中止の原因でしょう
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