日本時間21日にはブルペンで変化球を交えて投球練習再開後、最多の30球を投げ、球速も150キロをマークした。
来春のキャンプ、オープン戦での仕上がり次第では、カブスとの日本開幕戦(3月18、19日=東京ドーム)でのリアル二刀流復帰が期待される。打者に専念した今季はメジャー史上初の「50ー50」(50本塁打、50盗塁)を達成。「53ー55」まで伸ばしているが、来季はあのベーブ・ルース(1915~18年)に次ぐ3度目の「2ケタ勝利、2ケタ本塁打」を目指す大谷に有利なルールが導入されそうだ。
スポーツ専門局「ESPN」など複数の米メディアによれば、大リーグ機構(MLB)は先発投手のイニング数を最低6回(4失点以上、故障の場合は除く)までとする新ルールの導入を検討しているという。
近年、先発投手の多くは長いイニングを求められなくなった。結果、球速を追い求めるだけでなく、160㌔前後の球速を武器に最初から飛ばすことで、肩、肘を故障する投手が増加。MLBは最低6イニングの登板を義務化すれば、投手は球速に頼らずに長いイニングを投げ抜くためにペース配分を心がけるようになり、故障リスクが減ると結論付けた。
エンゼルス時代の大谷も例外ではなく、序盤から160キロ超の直球を投げ込むなど、初回から全力で投げるケースが多かった。心身の消耗が激しい二刀流の負担もあって、昨年9月に2度目の手術を受けたが、他の投手同様、球速にこだわったことも肘へのダメージにつながったのだろう。
さらに、先発が5回をもたずに降板した場合(4失点以上、故障の場合は除く)、DHが解除される規定も盛り込まれる見通し。6イニングを投げる前に4失点以上を喫した場合はともかく、例えば5回100球を投げて3失点でマウンドを降りたケースでは登板後もDHで出場が可能な「大谷ルール」は適用されない。リアル二刀流にとっては死活問題となるため、登板時に1打席でも多く打席に立つためにも、ペース配分を考えて投球を組み立てる必要がある。
大谷は「おそらく、もう一度、(右肘が)同じ症状になったら配置転換」と投手断念の方針を示している。新ルールをうまく活用できれば、二刀流の復活、継続に追い風になるのは間違いない。
そんな大谷だが、ポストシーズンへの懸念点がある。この問題にイチローやカブレラ、ジャッジなどレジェンドたちも苦しめられたという。いったいどういうことか。大谷の「敵」とは。
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引用元: ・【MLB】大谷「新ルール導入」なら二刀流完全復活に追い風!先発登板「最低6イニング」来季にも義務化へ [ネギうどん★]
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