意外にも、世界最高レベルの性能の半導体メモリーが日本で開発・製造されているというわけだが、実は、マイクロンの日本との関わりは、10年以上前にさかのぼる。マイクロンは、13年にエルピーダメモリを買収し、以来、広島工場で製造している。エルピーダメモリ出身のエンジニアも含めた広島工場の技術開発チーム、マイクロンが拠点を置く神奈川・橋本技術センターの設計チーム、さらには、米国のプロセス開発チームなどが協力し、マイクロンの成長を加速するR&Dの原動力となっている。
「コロナ禍以前、マイクロンは、半導体メモリーにおける技術力で韓国の競合他社に1年遅れていたが、日米のR&D、設計、技術開発に継続的に投資した結果、わずか5年で韓国の競合他社より1年先行するまでになった」とバーティア氏は胸を張る。
マイクロンは広島工場の開発能力と製造能力、そして橋本技術センターの設計能力を非常に重視しているが、それは積極的な投資姿勢からもうかがえる。マイクロンは日本政府から22年に465億円、23年に1920億円、合わせて2400億円弱の助成を受け、特に2回目の1920億円助成の折には、その助成金を含め、マイクロンは数年かけて、5000億円を日本に投資すると発表している。
また、日本には4000人以上の社員を擁し、その70%が開発・製造に関わるエンジニアで、技術職とするとその比率は90%に達するという。
引用元: ・米国「非技術者をリストラして技術者9割にしたら日本の半導体技術は韓国より1年先行するまでになった」 [422186189]
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