2007年に原作のアニメーション映画が公開された「秒速5センチメートル」。主人公・遠野貴樹は、小学生のときに転校生の篠原明里と出会う。2人は心を通わせ合うが、小学校卒業と同時に離ればなれに。その後、種子島で高校生活を送り、東京でシステムエンジニアとして働きながら漠然とした閉塞感と焦燥感を抱えて過ごす30才手前の青年期まで、貴樹の18年間にわたる人生の旅が描かれる。原作は3本の短編連作で展開されたが、実写映画は長編として制作。脚本は鈴木史子が担当し、新海との意見交換なども経て作られた。
新海は原作について「今の自分には決して作れないでしょうし、再現も出来ません」としたうえで、実写映画化について「奥山監督をはじめとした若く熱心なチームがふたたび『秒速5センチメートル』に向き合ってくれていることに、私はとても興奮しています」とコメント。「すずめの戸締まり」でも主要キャラクター・宗像草太役にオーディションで選んだ松村に対し、「最も信頼する俳優である松村北斗くんに主演をつとめてもらえることにも、人生の不思議さを感じます」と述べる。
松村からは「原作チーム、ファンの方への敬意を胸に挑ませていただきます」と意気込みが。奥山は「今しか作れないものがあるということ、いずれは忘れてしまう眼差しがあるということに気付かされながら『秒速5センチメートル』と向き合っている日々です」と進行状況を報告しつつ、「僕の中に残る『センチメンタル』をこの作品に全て置いていきますので、どうかご期待ください」と語った。
■ 新海誠(原作)コメント
私が二十年近く前に監督したアニメーション映画『秒速5センチメートル』は、とても未熟で未完成な作品でした。
しかしその未完成さ故に、今でも長く愛し続けてもらえている作品でもあります。
初期衝動──未知への憧れと畏れだけをただぶつけたあのような映画は、今の自分には決して作れないでしょうし、再現も出来ません。
ですから、奥山監督をはじめとした若く熱心なチームがふたたび『秒速5センチメートル』に向き合ってくれていることに、私はとても興奮しています。
最も信頼する俳優である松村北斗くんに主演をつとめてもらえることにも、人生の不思議さを感じます。
どうか、皆さんの今でしか作れない映画にしてください。
誰よりも完成を心待ちに、応援しています。
■ 松村北斗(遠野貴樹役)コメント
僕自身、何度も見返してきた作品だからこそ、重責を日々感じています。
この原作はたくさんの方の人生に深い影響を与えてきました。ファンの皆さんはそれぞれの解釈と世界を持っていて、僕もその一人です。そんな作品の実写化に未熟な僕が参加するのかと一歩踏み出せないでいました。しかし、奥山監督をはじめとする製作陣の原作への憧れと愛。そして、新海さんから言っていただいた「北斗くんで見たいですね。」というお言葉がこのチームで挑戦する理由をくれました。
『秒速5センチメートル』に影響を受けて憧れてきた者が集まったチームで作る今回の作品。原作チーム、ファンの方への敬意を胸に挑ませていただきます。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f173da4644d6cb2b98030e3586350daa12309533
引用元: ・「秒速5センチメートル」実写映画化 主演はSixTONES松村北斗 [爆笑ゴリラ★]
月がきれいの方がしゅき
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